ベルガモに1泊旅行に来たのでアタランタの試合も観ることにしました。もっと正確に言うと旅行先を探していて、どうせならサッカーも観れる場所が良かったのでベルガモに来たのだけども。
旧市街を観光してバスでスタジアムへ。バスから降りるとあたりはアタランタサポーターでいっぱい。スタジアムの外観は歴史のある建物という感じでスタジアムという感じがしない。
今日の席はバックスタンド。メインと悩んだんだけど最近サッカーにお金を使い過ぎなのでコスパを気にしてバックスタンドにしました。
対戦相手はエンポリ。はい、正直言ってどちらのチームも一人も知りません。ただアタランタは予算も少ないのに良いチームであるということは友達から聞いていたのでそこを見届けに来たのです。
試合前から徐々にヒートアップするゴール裏。アタランタのサポーターはかなり熱いらしい。発煙筒がモクモクと焚かれて激しい雰囲気。ま、ちょっと煙たくて困るけど。
でもバックスタンドはお年寄りや子供も多くて、街ぐるみで応援している雰囲気がある。小さな街だから知り合いも多く、そこかしこで、「おーお前も来てたのか！」みたいなやりとりが交わされている。この雰囲気はサンプドリアのティフォージと似てるかな。
試合開始。ヨーロッパカンファレンスリーグの可能性を残すアタランタが攻めまくる。なかなか点が入らないけど確かにこれは面白い。中でも7番（Koopmeiners）と11番（Freuler）が素晴らしい。有名な選手を観るのも楽しいけど、予備知識ゼロでこうやって自分の目で見て良い選手だと気づけるのはなんだか凄く嬉しいし、これからも注目したくなる。
前半は0-0。でも凄く充実した45分。
後半も一方的に攻めるアタランタ。
ところが一瞬の隙を突かれてミドルシュートを決められてしまう。ため息とか罵声とかは全くなく完全な静寂。まるで何事も無かったかのような反応。浦和レッズのようにゴールされても、全くテンションを変えずにチャントを歌い続けるスタンスとは違うけど、それでも少し奇妙な反応に思えた。多分・・得点するのは時間の問題と思っていた中での失点だったので言葉を失ったのでしょう。僕もそうでした。
え？ウソでしょ。こんなに簡単に決まっちゃうの？
その後もひたすら攻め続けるアタランタ。単に敵陣でボールをキープして攻めあぐねる感じではなく、フィニッシュまで行って、本当に文字通り攻め続ける。
残り10分くらいのところでアタランタはイリチッチ投入。もちろん今日まで知らなかった選手だけど、ここに来るまでに彼のユニホームを着た人をたくさん見かけたので彼がアタランタのエースだということはすぐにわかりました。
スタンディングオベーションで迎えられるイリチッチ。確かに良いプレーを連発してました。ケガ明けだそうです。彼が最初からいたらさらに面白いサッカーだったのでしょう。
結局0-1で敗戦。スタジアムが熱狂するゴールは生まれなかった。それでも本当に面白い試合だった。劇的な試合展開のサッスオーロ対フィオレンティーナ、王者の風格を感じたインテル対ローマの上を行く満足度。これは来シーズンも是非アタランタに注目したい。
Atalanta:
GK:Musso
DF:De Roon, Palomino, Djimsiti
MF:Hateboer (57′ Pessina), Koopmeiners (78′ Scalvini), Freuler (83′ Demiral)
FW:Zappacosta (78′ Mæhle), Pašalić (83′ Iličić), Zapata, Boga
控え: Rossi, Sportiello, Mihaila, Cittadini, Miranchuk, Cisse
Empoli :(Goal: 79′ Stulac)
GK:Vicario
DF:Stojanovic, Viti, Luperto, Cacace (74′ Parisi)
MF:Zurkowski, Asllani, Bandinelli (68′ Stulac)
FW:Henderson (68′ Di Francesco), Cutrone (74′ Baldanzi), La Mantia (46′ Bajrami)
控え:Ujkani, Furlan, Romagnoli, Benassi, Fazzini, Degli Innocenti, Ismajli
チケット：
TRIBUNA Rinascimento D Coperta（バックスタンド）
SETTORE（ゾーン）D02
Ingresso（入口）B
Fila（列）8
Posto（席番号）36
金額 40ユーロ/席
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