ACL準決勝第二戦VS城南一和

決勝進出!
ブラボー!!今日は凄かった。感動した。今まで見てきたレッズの試合の中で一番感動したかもしれない。これが決勝だったら泣いてたと思う。
アウェイの第一戦を2-2で引き分けて迎えた今日のホーム。アウェイゴール2点の貯金付きなのでかなり有利なはず。初戦を見る限り城南一和はかなり手強い相手だけどもレッズが有利な立場にいることは間違いなかった。平日にもかかわらず観客数は51,651人。城南一和は統一教会系のチームらしく、会員を動員したようだけども圧倒的なホームの雰囲気を作り出した。
土曜の千葉戦で鼻骨骨折したワシントンもフェイスガードをつけて先発出場。そのワシントンが前半21分、見事なトラップから豪快なゴールを決める。この時点でトータルスコア3-2。1点とられたとしてもレッズが決勝に上がれる状況。前半は何回かピンチがあったけどレッズが試合をコントロールしていたように思う。前半を1-0で折り返していよいよ決勝の舞台が現実になってきた。
後半も立ち上がりはレッズペース。ところが一瞬の隙からカウンターをくらう。相手FWイタマルを山田と坪井がはさみにかかるけど、坪井があっさり振り切られ中への折り返しを決められてしまう。山田が中を切ってるんだからもうちょっと縦をケアしてほしかった。その後も坪井はめちゃくちゃ危険なパスミスを犯したりして、今日は絶不調だったなあ。思えば一戦目も坪井のトラップミスから失点したな。決勝進出を決めた今となっては不問に付すけども、決勝はもっとビシっとしてほしい。
同点にされても、まだこのまま終わればレッズが決勝に上がれる。焦る必要はないはず。だけども選手もサポーターも動揺してたね。もちろん僕も動揺した。ヤバいんじゃないか??すると13分後にイタマルの強烈なミドルシュートのこぼれ球を詰められて1-2。一気に形勢逆転。このままだと城南一和が勝ち抜きになる。城南一和がレッズよりも決定的に上回っているのはこのミドルシュートだな。強烈かつ確実に枠の中に飛ばしてくる。第一戦でもミドルシュートのこぼれからゴールを許してる。レッズはというと平川、啓太はどフリーでも枠に入らない。枠にいかないと何にも怖くないんだよね。これってレッズというよりも日本サッカー全体に言えることだと思う。
ついさっきまで1点とられても決勝進出だったのが、あっという間に1点取ってようやく延長に持ち込める状況になってしまった。ヤバい状況。だけども今年のレッズは点をとられるとギアが一段上がる。わずか4分後にポンテのFKから阿部が落としたところを長谷部が押し込んで同点!!
もの凄い歓声。僕自身も興奮してることもあってスタジアム全体が揺れてるみたいだ。とりあえず振り出し。しかし冷静になってみるとまだ不利な状況。もしこの後失点するようなことがあればレッズは2点以上取らないといけない。これこそアウェイゴール方式の醍醐味かつ怖いところ。必然的にリスクは冒せなくなる。そんな中後半終了間際に守備の要の闘莉王が負傷して堀之内と交代。阿部もどこか痛めたようだ。坪井も不安定だしボロボロのディフェンスライン。不安がいっぱいな状況で勝負は延長戦へ。
マッチデープログラムで初めて知ったんだけど、延長戦にもアウェイゴールが適用されるのね。つまり延長が1-1以上の引き分けだったらレッズ敗退なの。2戦目をホームで戦えるのは有利だと思ってたけどこのルールだと不公平じゃない??とはいえ四の五の言ってられない。数分の休憩を挟んであっという間に延長が始まった。
延長は興奮しすぎて良く覚えていない。こないだの千葉戦の日記でゴール裏観戦だと応援しすぎて試合を分析出来ないって書いたけど、指定席でもこんな試合展開だと冷静になんか見てられないっす。延長後半にワシントンのヘディングで惜しかったのがあったと思うけど、それ以外はほとんど覚えていなくてあっという間にPK戦へ。
PK戦直前
PK戦を前にしてロアー席のフラッグがゴール裏に集結する。もの凄い迫力。延長に入るときに2戦目ホームは不利じゃないかと思ったばかりだけど、PK戦をホームでできるのはやっぱり大きい。結論として2戦目ホームの方が有利ってことになりました。だから決勝も必ず勝てます。
レッズのPK戦・・・。僕は良い思い出ないんですよね。去年の天皇杯でジュビロに勝った試合はテレビ観戦だったし。真っ先に思い浮かぶのは2004年のチャンピオンシップ。あとは東京に負けたナビスコ決勝。しかし!その2試合はGKが山岸だった。今でも不満なんだけど、なんでか知らんけど山岸ってキッカーに向かって満面の笑みを見せたりすんのね。あれじゃキッカーにプレッシャーかかるどころかリラックスさせちゃうよ。そこへいくと強面の都築さん。彼の威圧感は信頼出来る。
あとはキッカーか。この時ばかりは遠藤が欲しくなった。遠藤が5人いれば絶対勝てるのに。
重要な一人目はポンテ。ビシっと左に決める。
城南一和一人目も左下に決める。都築の脇をすり抜けた。惜しい。
二人目はワシントン。正直かなり不安だった。結構外してるイメージがある。でも無事ゴール!
城南一和二人目は今日同点ゴールを決めたチェ・ソングク。ど真ん中に打ち込んだシュートを都築が見事にセーブ!!スタジアムが揺れる。試合で活躍した選手がPKを外す。不思議な法則です。
三人目はなんと阿部ちゃん。阿部ちゃんは相手に削られて明らかに負傷してた。ペナルティスポットに向かうときも足を引きずってるように見えた。この状態で蹴らすか?なんて心配をよそに右上隅にゴール!さすがだよ、ホントによくレッズに来てくれた。今日のMVPは間違いなく阿部ちゃんだ。競り合いにも負けないし。貴重な同点ゴールをアシストしたし。ボロボロになりながらもピッチに立ち続けておまけにPKも決めて。感動しました。ありがとう。
城南一和も三人目はゴール
四人目はレッズの永井、城南一和の選手ともに決めて最後のキッカーは平川!
平川のPKは初めて見るけど、何故かもの凄い安心感だ。こういうシチュエーションにも緊張しなさそう。5万人が祈る。平川助走スタート。ボールがゴール右上に向かって飛んだ。同じ方向にGKも飛ぶ。ボールがGKの手にかすりながらもネットに吸い込まれる。
ゴール!ゴール!ゴール!スタジアムどっかん爆発!浦和レッズ決勝進出決定!!
ついにアジアの頂点まであと一つ!

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