ドーハ。
日本で一番有名な中東の都市。
15年前にワールドカップへの道があともう一歩のところで閉ざされてしまったあの場所。
今でもはっきり覚えてる。悔しくて悲しくて眠れなかった夜は今まで生きてきてあの夜だけ。当時通ってた高校のとある先生は悲しみのあまり翌日の授業を中止しちゃったくらいだ。悲劇の場所ドーハ。
ヒロシマ、ゲルニカ、アウシュビッツ、ドーハ。
・・・言い過ぎた。
あの時の対戦相手はイラクであってドーハやカタールが悪いわけでは全くないんだけど、ともあれサッカーファンにとってドーハはとっても辛い場所。
だから昨日の試合は日本サッカーにとってはカタール代表との対戦というよりドーハでのW杯予選という意味合いが強かったんじゃないかな。
格下のウズベキスタンに引き分けちゃった次の試合ということもあるけど、そういう意味でちょっと心配だった。だから頑張ってライブで見たけど、幸い完全に杞憂に終わった。
3-0の圧勝。しかも達也と闘莉王のレッズコンビがゴール(あと玉田)。
同じドーハを舞台にした試合でも全然違うなあ。隔世の感があるなあ。日本代表も強くなったもんだなあ。
・・・いやいやそれは違うだろうな。
15年前のアジア枠はたったの2チーム。結局サウジと韓国が出場。ところが今やアジア枠は4.5。あの時ライバルだったサウジも韓国も隣のグループ。ついでに同組だったイラン、北朝鮮も隣のグループだ。
確かに楽観はよくないけど、オーストラリアを除けば明らかに格下ばかり。これで強くなったっていうのは違うよなあ。
基本的に勝ってあたり前みたいな試合ばかりだから緊迫感がないんだろうな。
まあでも次は最近韓国に代わってすっかり日本のライバルとなったオーストラリアが相手。ちょっと燃えるわ。
そういえば、試合後の俊輔かっこよかった。
インタビューアーに
「序盤は危ないシーンも見られましたが?」
と聞かれ
「いや、危なくないですよ」
ってクールを装いつつもちょっと口を尖らせてプライドを見せた。
これが中田だったらイヤな奴って思うけど、俊輔だとかっこいいって思える。
・・・単なる僕の偏見だけど。

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