CWC決勝ACミランvsボカ・ジュニアーズ

毎年のことですけども、クラブワールドカップって寒いですよねー。15時30分に席について3位決定戦を見て決勝のセレモニーが終わるのが21時30分過ぎ。実に6時間も寒風にさらされ続けるわけ。いつもホッカイロが配られるけど、そんなんじゃ足りません。レンタル湯たんぽとかあればいいのに。500円くらいまでなら出します。ご検討ください>FIFA御中。
さて、クラブワールドカップ決勝ACミランVSボカ・ジュニアーズです。2007年最後のサッカー観戦。2007年はこの試合を含めて30試合サッカー観戦しました。そして浦和レッズ以外の試合を見るのはこれが今年初めてです。今年唯一のレッズ以外の試合観戦は世界最高峰のクラブチームの試合ということでそれなりにテンションもあがったんだけど、前半は不覚にもウトウトしてしまいました。
こんなに寒いのに何故眠気が襲ってくるんだ??って自分でも不思議だったけど、最近はレッズを応援する試合しかみてなかったから、どちらのチームも応援してない試合を見るってのは退屈になっちゃってるのかも?
とはいえカカーの突破からインザーギが先制点を決めてからはバッチリ目が覚めました。ここ最近は南米が虎の子の1点を守りきるみたいな展開でつまらない試合が多かった。だけどヨーロッパが先制したことで面白くなりそうだって思ってたら、すぐさまボカがコーナーから同点に追いついた。
おおお、今年はひと味違うぜ。
後半に入るとACミランの真骨頂が炸裂。レッズが戦ったミランも充分凄かったが、今日はさらにスゲエ。今日のミランとあたらなくて良かった。
丁寧で速いパス回し。ほれぼれします。やっぱり一番輝いてたのは大会MVPのカカ。ほんっとに速い。速いといえば昔だったらカニージャとか最近だったらメッシかな?日本だったら岡野?そんなとこだけども、カカのスピードはそういうのとちょっと違うんだよなあ。相手DFのタイミングの外し方も上手いんだと思う。多分50m走とかだったら坪井も負けてないと思うんだよね。
あと凄いと思ったのはピルロのロングキック。なんかかるーく蹴ってるように見えるのに力強いボールなんだよな。しっかりボールの中心捉えてるんだろうな。華麗に強い弾道。ACミランというとどうしてもディフェンスってイメージがあってガットゥーゾとかに目がいっちゃうけど、今回は攻撃が素晴らしかったな。
結局後半にネスタ、カカ、インザーギが決めて4-1、その後カラーゼが一発退場した後に1点返されたけど4-2でボカを下しました。ボカも良いところがあったんだろうけど、全然印象に残らないくらいミランが凄かった。

ACミラン優勝
ということで久々に良い決勝で、久々にヨーロッパが勝ちました。もっともヨーロッパが勝ったといっても大会MVPはカカ。つまり一番輝いてたのはブラジル人なのね。よく考えるとミランは今日だけでも、カカ、ジダ、カフー、エメルソンの4人のブラジル人が出場してた。この4人以外にもロナウドとセルジーニョがいる。6人もブラジル人がいるヨーロッパのチームが勝ったのです・・・。ちなみに大会得点王は3得点の我らがワシントン!当然彼もまたブラジル人です。
やっぱりブラジルスゲエ。なんだかんだ言って、一番凄いのはミランのイタリアでもボカのアルゼンチンでもなくブラジルってことですな。
レッズだってポンテがいればミラン相手に1点くらい返せたかもしれない!
そんなことを考えてるうちにふと思ったんだけど、同じ大会なのに外国人枠のしばりがチームによって違うのは問題じゃない?
なんでレッズは外人3人まで(しかも一人はケガで不在)なのにミランはブラジル人だけでも6人もいるのよ。
・・・もっともミランがイタリア人オンリーだったとしても勝てる気はしませんが。

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