ロシアワールドカップ準々決勝を迎えるに際し

いよいよ今日から準々決勝ですが、喪失感が激しいので気持ちを整理します。
ベルギー戦の負け方は、ドーハほどではないものの、ドイツW杯のオーストラリア戦よりもはるかに大きいショックを受けました。
悔しくてしょうがない。原口や乾のゴールシーンを見るのすら切ない。
感動をありがとうなんて気分に全然ならなくて、ただひたすら悔しい気分になるのは心が狭いのかな?
でも真っ向から打ち合ってぎりぎりの勝負だったわけだし、両チームともクリーンだったのでサッカーとしてはいい試合だったのは間違いない。
ということで今日はベルギーを応援しようと思います。
ベルギーが優勝したら、日本は優勝チームをぎりぎりまで追い詰めたということになるだろうし。
(そうなったらなったで、日本が優勝できたかもなどというしょうもない妄想をしてしまいそうだけど)
準決勝はウルグアイvsベルギーとロシアvsスウェーデン、
決勝はベルギーvsロシア!どっちが勝っても初優勝!
んー本当にそうなったらかなり熱いなあ。少し楽しくなってきたかな。

本田と岡崎の敬礼ポーズの瞬間でした。

添付写真はセネガル戦で撮った本田のゴール後の写真。ズームしてみると、本田と岡崎のおふざけ敬礼ポーズのシーンでした。
4年後はカタール。ロシアと違ってアクセスしやすいし、小さい国だから移動も楽だなあ。日本代表を信じて決勝トーナメントから参加するか・・あるいは会社を2,3週間休むか・・・。

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日本対ポーランド@ヴォルゴグラード・アレーナ

試合前にスタジアムに隣接するママエフの丘を観光しました。隣接と言っても敷地が広大なので思いの外時間がかかりました。キックオフまで1時間半になったところでスタジアムに向かいます。まあ10分くらいで着くだろうと思っていたら、たくさんのロシア人から一緒に写真撮影に誘われるので結構時間がかかる。結局30分くらいかかってスタジアムに到着。

ヴォルゴグラード・アレーナ

今日の席もセネガル戦と同じくバックスタンドの2階席です。スタジアムの裏側に回り込むと広大なヴォルガ川が見えました。モスクワで話したロシア人にヴォルガ川は川幅が1km以上あると言われて、いくらなんでもそんなに広くないだろうと思っていたら本当にそれくらいありました。本当にロシアってなんでもスケールが大きなあ。ビールと水を買って席に着くと思いっきり西日が差し込む席でした。今日のヴォルゴグラードは気温38度でとても暑いながらも、湿気は少なく日陰は結構心地よかったので一縷の望みを抱いていたけど、かなりきつい日向席だ・・・。一旦通路に戻って、他の日本人サポーターとちょっと交流していると、選手がピッチに出てきたっぽい。そろそろ席に戻ろう。席に戻ったタイミングでスタメン発表。一部マスコミが報道していた通り日本代表はなんとスタメンを6人も変更してきました。この情報をネットで知った時は、完全にガセか情報操作だと思ってました。かなり有利な状況とはいえまだグループ突破が決まっていないチームが温存策なんて取るわけがないだろうと。でも現実だった・・。

スタメン大幅変更

主力メンバーによほど疲労がたまってたんだろうか。まあその辺の本当のチーム事情は知りようがない。誰が出たって勝ってくれればいいし、本当に強いチームは代わりに出た選手が活躍するもんだ。
ということで、今日の日本のスタメンは以下の通りでした。
GK 川島
DF 酒井宏樹、吉田、槙野、長友
MF 柴崎、山口、酒井高徳、宇佐美
FW 武藤、岡崎
我がレッズから槙野がスタメンに名を連ねたのは嬉しいもののやはり6人代えるのはリスクが大きすぎるんじゃないだろうか。だいたいダブル酒井と長友がスタメンってどういう布陣よ。サイドバック3人(笑)?しかも6人代わっても不調が続いている川島は引き続きスタメン。
対するポーランド代表のスタメンは
GK FABIANSKI
DF BERESZYNSKI,GLIK,BEDNAREK,JEDRZEJCZYK
MF KRYCHOWIAK,GORALSKI,GROSICKI,ZIELINSKI,KURZAWA
FW LEWANDOWSKI
もともとレヴァンドフスキしか知らないけど、こちらも大幅にスタメンを変えてきたようだ。まあポーランドはグループリーグ敗退が決まっちゃってるのでスタメンを大きく入れ替えるのは分かるんだけど、なんで日本はこんなに変えちゃったんだろう。かなりもやもやする。

日本対ポーランド

ともあれ引き分け以上でグループリーグ突破が決まる重要な試合。ワールドカップが始まる前は1,2試合目に連敗して、望みが消えた状態を心配していた3試合目が緊張感のある試合になってよかった。グループでFIFAランキングが一番高い(8位)ポーランドが2連敗してくるとは思わなかったけど。
アンセムが流れて選手入場。国歌斉唱が終わっていよいよキックオフ!
想像がつかなかった3人のサイドバックの布陣は結局酒井高徳が中盤の前の方に位置取るようです。なんか日韓W杯トルコ戦で突如三都主をトップに据えたトルシエの迷采配が頭をよぎった。ちなみに僕はあの試合を見に行きました。試合結果は・・いや縁起が悪いので考えないようにしよう。ポーランドはやはりかなりモチベーションが低いようだ。ボールもガツガツ取りに来ないし。
日本も相手がボールを取りに来ないのでゆっくりなボール回し。お互いに集中力を欠いたミスもポロポロ出て緊張感がなくてなんかキリンカップみたいだ。それでも武藤、宇佐美、岡崎はこのチャンスにアピールすべく積極的に攻める。ただやはりチームとしての連携が乏しくセネガル戦のような決定機を作れない。決定機になる一歩手前からシュートを打つ感じ。武藤、宇佐美、岡崎、酒井高徳がそれぞれ良いシュートを打ったけど惜しいとまでは言えない。
一方でポーランドもカウンター主体でごくたまに鋭い攻撃を見せて、川島が間一髪でヘディングシュートを防ぐシーンでは初めてゴールラインテクノロジーを体感しました。こうなると今大会話題のVARも体験してみたいところ。
見どころを欠いた展開で前半は0-0で終了。もう1試合のコロンビア-セネガル戦も0-0。このままいけば日本とセネガルが決勝トーナメント進出だけど、おそらくそんなことにはならないでしょう。とにかくあまり失点する心配はなさそうなので1点取ればぽろっと失点することがあっても最悪でも引き分けで上にいけるはず。後半1点でいいから頼むよ!
今日の試合は空席が多くて、ハーフタイムに空席だった僕らの左隣にポーランドのおじさん二人組がやってきて座りました。

後半は開始早々岡崎が負傷で大迫と交代。んー、これはちょっとプランが崩れたんじゃないでしょうか。展開次第では守りを固めたり、リスクを負って攻撃したりしなきゃいけない試合なのでここで同じポジションの選手を交代するのはちょっと嫌な感じ。岡崎はそもそも負傷を抱えていてメンバー選考の当落線上にいたわけだけど、やっぱり万全じゃなかったんですね。ちょっと嫌な交代だったけど、後半は日本ペースで進んでる。というかポーランドはあきらかにやる気がない。敗退が決まっている故のモチベーションの欠如なのか、日本に遠慮してるのか分からないけど、少なくとも死に物狂いじゃない。こりゃあ1点取って終わらしてあげましょうよ。
日本が1点取ってそのまま1-0で終わり。そういう試合なんだと思いました。・・が、相手のなんでもない攻撃の時に山口が不用意なファールを与える。何度もこのブログでも書いてるけど、不用意に与えるCKやFKはゴールにつながることが多い。非常に嫌な予感がしました。そして案の定ゴール・・・。脳裏をかすめたのはやはり日韓W杯のトルコ戦。あの時は中田浩二のパスミスから与えたCKが失点に繋がった。うーんトルシエ謎采配とか、この失点の仕方とか非常にトルコ戦とかぶる。日韓W杯はあの試合で日本のW杯が終わってしまった・・・。いやいや考えちゃいけない。
このポーランドのゴールの瞬間、左隣のポーランド人が持っていたビールを投げて雄叫びをあげました。投げられたビールは2列前のロシア人カップルの女性に当たって女性はビチョビチョ。その隣にいた日本人が振り返って激しく文句を言ったんだけど、ポーランド人のおっさんは
「あ?知らねえよ。ほっとけよ」
という態度。超こわい。今まで出会った人たちは非常に友好的なサッカーファンばかりだったけど、やっぱりサッカーにはこういう輩もいるんですねえ。ゴールを取られただけでショックなのに、隣にやばい輩が来てしまって非常にネガティブな感じ。でもまあとにかく1点取ってくれればすべて変わる。隣が暴れ出したら移動できる席はいくらでもあるし。
まだ時間はたっぷりある。宇佐美に変えて乾投入。乾頼むよー。セネガル戦の再現を!
ところがどうも攻撃がかみ合わない。乾が倒されていい位置でFK!と思いきやファールを取ってもらえずポーランドのカウンター。レヴァンドフスキにラストパスが渡って、2点目を覚悟したところレヴァンドフスキのシュートはゴールの上に外れました。おお!これはまだ行ける。こういうピンチを乗り切った後はチャンスが来るものだ。・・がその期待は外れて、なかなかチャンスが来ない。それどころか槙野が判断を誤ってCKを与えたり、あわやオウンゴールというピンチも。うーん早く3人目を投入してくれ!本田、香川、原口の誰かを!
とじれていたところになんと長谷部投入。・・・長谷部??いやそりゃあ頼れるキャプテンなんだろうけど、彼に得点を求めるのか?いよいよ西野監督の迷采配が炸裂してしまったかと動揺したけど、ここから驚きのプランが実行されました。
なんと日本代表はこのまま試合を終わらせるつもりです。後ろでボール回しを展開しました。スタジアムは大ブーイング。どういうこと??このままで上にいけるわけ?後ろの日本人女性に聞いてみると、どうやらセネガルが0-1で負けているけど、勝ち点、得失点、総得点すべて日本と同じでどちらが上かわからないとのこと。うーんファールの数とか得点をした時間帯の速さとかで日本の方が上にいるんだろうか。日本代表スタッフもバカじゃないから少なくとも現時点で日本が上にいるのは間違いないんだろう。ところが前のロシア人の男の子が振り返って、スマホを見せてきてこのままだとセネガルが上だよと教えてくれた。・・確かに彼のスマホ情報ではセネガルが上にいる。どうなってるの??隣の例のおっかないポーランド人に聞いてみた。
「日本は0−1で大丈夫だ。上にいける」
とのこと。わかった。じゃあもうこれ以上点を取らないでねと伝えると、OKだと言って握手してきた。めちゃくちゃ人相も悪いけど、悪い人ではなさそうだ。ちなみに逆隣はインド人の家族。一応日本を応援してくれてるとのこと。つまらない試合になっちゃってごめんねと言うと、笑ってくれました。
ともあれなんで日本が上なのかわからないけど、セネガルが1点返しちゃったら日本が敗退なのは明らかだからこの選択はリスクがあるのは間違いない。そもそも他の試合に自分たちの運命を委ねるなんて嫌だ。僕は周りのロシア人と一緒にブーイングしました。みんなの憧れの舞台じゃないか。1分、1秒たりとも無駄にせずに全力で戦ってくれよ・・。
やるせない思いを抱える中で試合終了。終了時にはセネガルの試合がまだ終わっていないようで、日本代表の面々は喜ぶでも悲しむでもなくピッチにぼーっと突っ立ってる。1分くらいしてみんながハイタッチしているのが見えた。ブーイングが静まってきたスタジアムからもパラパラと拍手が起こる。うーん・・僕が想像していた予選リーグ突破の瞬間と全然違う。試合終了のホイッスルが鳴った瞬間に喜びが爆発すると思ってたのに。
当たり前だけどそれでも敗退するよりはマシ。敗退してたら残りの観光の予定を取りやめてすぐにでも日本に帰りたくなってたと思う。喜んだというよりはホッとして席に座っていると隣のポーランド人が「グッドラック」と言って握手を求めてきました。ビールをロシア人の女の子に浴びせた輩とは思えないほどの優しい笑顔で。ちょっとハラハラさせられたけどこの人と揉めることにならなくて良かった。そういう点でもホッとしました。

グループリーグは突破しました・・・

試合後スタジアムの通路に出ると日本代表サポーター「ウルトラス」の植田朝日さんに会ったので一緒に写真を撮ってもらいました。今日の試合の感想を聞くと「まあ・・結果オーライでしょう」とのこと。確かに過程はひどかったけど結果はオーライですね。

ママエフの丘に夕日が沈む

灼熱の太陽も沈んできてようやく涼しくなってきました。一旦ホテルに帰ってファンゾーンに入って今晩のイングランドVSベルギーを観よう。勝った方が日本の決勝トーナメント1回戦の相手なのでちょっと楽しみ。

試合後追記
物議を醸したポーランド戦について、色々考えて、人ともたくさん語ったのでちょっと考えを書こうと思います。
まずこの試合の論点は二つあると思います。一つはスタメン6人変更、もう一つは最後の10分間は勝ちにいかずに他会場の試合に運命を委ねたこと。世間ではどちらかというと二つ目が話題になっていたように感じるけど、僕が強く問題と感じたのは一つ目。
あのスタメン変更が決勝トーナメントのための温存策だったとしたら、僕はそれは良くないことだと思う。温存策でなく前の2試合の疲労を考慮するとあのスタメンが3試合目を戦うにあたってベストだと考えたのなら問題ない。なぜ温存策が良くないか。
今回のワールドカップに来てみて強く感じたのは、ワールドカップはサッカーの戦争なんかじゃなくて、世界最高のお祭りだということ。世界中の人が集まってそこで行われる試合を楽しみにしている。次の試合がどうなるかじゃなくて、今ここで行われる試合を楽しみにしている。今日のヴォルゴグラードでもロシア人、両国のサポーターだけでなく、僕が話しただけでもベトナム、インド、香港、バングラディッシュ・・世界中の人がここに集まって交流して、両チームがベストを尽くして戦うのを楽しみにしていました。なにしろ4年に1度の試合ですから。ヴォルゴグラードの人にしてみれば自分の街で観れるワールドカップなんておそらく一生に一度でしょう。
もし選手を温存したのであれば今日の試合ではベストを尽くさないってこと。引き分けでいいんだから90%で戦って、次の試合で100%の力を出せた方がいいという考えだと思う。でも、今日ヴォルゴグラードに集まった人たちは100%の試合を観たいはず。
もちろんワールドカップは選手が行うもの。選手が一番重要。チームや監督、選手の判断が最終的に尊重されるべきで、観客がどう考えようとそれに判断を左右されるべきじゃないと思う。でも観客も欠かせない存在のは間違いない。試合会場の観客が熱狂する試合だからこそ、会場に行けない人たちが世界中でテレビで観戦して、だからこそ世界で一番の熱狂的なイベントになるわけで。試合会場の観客を熱狂させるためにベストを尽くさないといかんと思う。それは勝ち負けの前の話で、その国の全力を尽くすってこと。
ワールドカップを世界一のイベントたらしめているのは、レベルの高い国が集まってベストを尽くすから。なので監督が考えるベストで戦ってほしいんですよね。僕はあのメンバーそのものに文句があるわけではないです。西野監督が考えるベストなメンバーがベンチに座っていたのだとしたら、それが嫌なのです。ポーランド戦が決勝戦だったとしてもあのメンバーで戦ったというなら文句はないです。
グループリーグの3試合目は消化試合になることがあるのも理解してます。その試合に勝とうが負けようが次の試合があるならまだ仕方ない。でも次の試合が確約もされていないのに、その試合に全力を尽くさず次の試合を見据えていたのならそれは僕はワールドカップに失礼だと思う。これは正解はない話で、好き嫌いの問題だと思う。なので色々な意見があると思うけど僕は嫌い。決まってもいない決勝トーナメントなんて見据えるなよと。とにかく目の前のポーランドを倒すことだけを考えろよと、じゃないとスタジアムの観客にも失礼だろと。少なくとも僕は乾、香川、原口がいないスタメンを見てがっかりしました。彼らの疲労がたまっていて、酒井、宇佐美、岡崎がその時点での彼らより良いコンディションだったことを願います(でも本当は温存策だったんだろうと思ってるわけですが)。まあ違うメンバーが出ても同じクオリティのサッカーができるくらいに成熟したチームだったらまた違ったんでしょうけどね。

もう一つの論点のラスト10分のパス回し。これについては会社の同僚と何度か話しましたが、サッカー経験者は「アリ」、未経験者(というか野球派)は「ナシ」という見解が多かったですね。でも僕はサッカー経験者ですが「ナシ」です。
一つ目の論点とダブるけど、やっぱりワールドカップって憧れの舞台じゃないですか。その舞台に立ちたい選手が山ほどいて、その人たちを押しのけてピッチに立ってるわけですよね。泥臭い話になるけどやっぱり1秒たりとも無駄にせず全力で戦って欲しかったですね。0-1なら必ず上に上がれるけど、0-2になってしまうと上がれないというような状況なら、あのボール回しはアリなんだけど、他会場に運命を委ねたという点で、サッカーを放棄してギャンブルしてしまったという感覚ですね。
ただ、あの時点で一番可能性が高い選択肢だった(攻めるとカウンターを食らって失点する可能性の方が高かった)なら仕方ないかなという気持ちもあります。攻めると点を取れる確率よりも失点する確率が高いメンバーだったのだとすれば、だからこそスタメンはベストメンバーにしろよとも思いますが。
あと長友がコメントしていたように思うけど、「這いつくばってでも上に行きたかった」という選手の気持ちもよく分かる。だからこの選択をした日本代表を責める気持ちにはならないです。でも好きか嫌いかと言われれば嫌い。ラスト10分も攻撃して欲しかった。これは立場の違いだと思う。僕は観客だから。サッカーで食べてるわけじゃないし。
一つ目の論点でも書いたけど一番大事なのは戦ってる選手、監督。それは間違いない。なので日本代表チームが好きなようにやればいい。でも観客である僕らは、それをなんでもかんでも受け入れなければいけないかというとそんなことはないと思う。嫌だと思えばそう言えばいい。もし今回の選択を日本の国民の大半が受け入れなかったとしたら、次の代表監督はそういう戦い方をしなくなるかもしれない。今回は比較的「日本もこういう駆け引きができる大人な国になった」という日本代表の戦い方を受け入れる声が大きかったように思うので、今後もし同じ状況が来れば同じことをする可能性は高いけど。例えばアイルランドみたいな愚直な(褒め言葉です)国なら最後まで攻めるでしょうね。これは良い悪いじゃなくて好みの問題だと思う。
だから「アリ」という人も「ナシ」という人もいて良いんだと思う。「アリ派」と「ナシ派」の人が議論を重ねてその国のサッカースタイルというものが出来上がるんでしょうね。
SNSでせっかくロシアまで観に行ったのに残念な試合だったねと友達に言われました。確かに観戦直後はそういう気持ちだったけど、今後の日本サッカーのあり方に一石を投じた重要な試合を目撃したということで消化しようと思います。

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エカテリンブルクの空港で岡田元監督に遭遇

昨晩のセネガル戦の興奮冷めやらぬ中、モスクワに向かうべくエカテリンブルク空港に到着。シャトルバスを降りて空港の入り口を探していると、奥さんが「あ!岡田監督だ!」と指差しました。言い終わるか終わらないかのタイミングで急いで駆け寄る僕。
空港に入るセキュリティチェックで岡田さんの後ろに並んで、握手していただきました。
昨日の試合はいい試合でしたねと伝えると「ありがとう」と返してくれました。
もうすでに日本代表の監督じゃないのに、日本代表は未だに我がことのようなんでしょうね。それは僕も同じですけど(笑)
岡田監督といえば、僕の敬愛してやまないカズをワールドカップ直前で落とした監督。当時は本当に恨みました。7試合戦うことを想定するような強豪国ならともかく、日本は記念すべき初参戦だろうと。百歩譲って戦力にならないのだとしても、今まで日本サッカー界に貢献してきたカズ一人分の枠ぐらいあるだろうと。
若かった僕は憤りのあまり、記念すべき日本のワールドカップ初出場であるフランス大会をほとんど観ませんでした。でもそれから20年経って、南アフリカでの素晴らしい采配や、地球環境への取り組み、今治での挑戦、的確かつ熱い解説を通して、岡田さんは本当に尊敬できる人だと思ってました。いやあ岡田さんに会えて本当に嬉しい。
セキュリティチェックを通過して、人もまばらだったので2ショット写真も撮ってもらいました。同じウラル航空でモスクワに向かうらしく、その後もずっと空港で近くにいらっしゃったけどさすがにこの後は近寄りませんでした。
空港には城さんや都並さん、堀江貴文さんもいらっしゃいました。城さんは事務所の都合で写真は撮れないそうで、握手だけしてもらいました。
朝っぱらからラッキーだ!ありがとうエカテリンブルク。モスクワも楽しい滞在になりますように!

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日本VSセネガル@エカテリンブルク・アレーナ

2006年ドイツワールドカップ以来12年ぶり、日韓含めて通算3度目のワールドカップ現地観戦にやってきました。初戦のコロンビア戦に見事勝利して迎えた2戦目のセネガル戦。この試合に勝てばまさかの1試合を残して予選リーグ突破が決まるかもしれないという試合です。
市内のホテルを15時半頃出て、歩いてスタジアムに向かいます。途中のレストランでボルシチ、ペリメニ(ロシア風水餃子)を食べていざスタジアムへ!セキュリティチェックが厳しいので早めにスタジアム入りするようにとFIFAからお達しがあったのでキックオフ2時間前くらいに着くように向かいました。スタジアムは街の中心地から歩いて15分くらいのところにあります。スタジアムが近づくにつれてボランティアスタッフがちらほら。ハイタッチ用のでっかい手の形をした手袋(なんていうんでしょう。パーティグッズみたいなもの)で観客を迎えてる。みんな笑顔でハイタッチしていきます。ちなみにハイタッチは英語ではHIGH FIVEと言うらしく、
「ハーイ、ハイファイブ!」
と言われます。ハイタッチは和製英語なのかな?日中のエカテリンブルクの街もそうだったけど、セネガル人はあまり見かけません。ロシア人7、日本人2.8、セネガル人0.2くらいの比率かな。
10分くらい歩くとスタジアムが見えてきました。

ゴール裏のスタンドがはみ出したエカテリンブルク・アレーナ

エカテリンブルクのスタジアムは収容人数が規程に達していなかったので、特設したゴール裏のスタンドが話題になっています。とってつけたようなスタンドが骨組み丸出しで怖すぎるということで。日韓W杯の時も神戸のスタジアムのゴール裏が特設スタンドになっていたけど、こんなにとってつけた感はなかったと思います。
間近で見ると確かにはみ出てるなあ。しかも日差しがきつそうだ・・。早速敷地に入ります。FAN IDとチケットのバーコードをかざして入場。転売で買ったチケット、つまりFAN IDと名前が一致しないチケットで入場できるのか?という懸念が話題になっていましたが、おそらく入場できるものと思われます。係員は名前のチェックはしていません。技術的には名前が違っているとエラーになるという仕組みを構築するのは容易だと思いますが、そうはしていなさそうです(一部のスタジアムでチェックをしていたという情報もありましたが真偽のほどは不明。今後のワールドカップでもこの問題は付いて回ることでしょう)。もちろん、僕らは自分の名前のチケットなので、厳しいチェックだったとしても問題ないけど。

エカテリンブルク・アレーナの特設スタンド

敷地内ではグッズ売り場とかドリンク売り場が物凄い人だかり。フェイスペインティングコーナーも長蛇の列。グッズもドリンクも野球場のビール売りみたいに少量の商品を持って売り歩いているスタッフがいるので、とりあえずパンフレット(800ルーブル。1ルーブルは約1.8円)を購入。ビールは400R、水やコーラは200R。高いけどまあこんなもんでしょうね。敷地内のオーロラビジョンで、日本代表のバスがスタジアムに近づいている映像が映し出されました。もうすぐ来るんだろうか?敷地をグルーっと回って選手入り口を発見!だけど、すでに日本代表のバスは到着していて選手たちはスタジアム入りした後だったようです。ま、仕方ない。僕らもそろそろ席に着こうかねという時に奥さんが芸人のいや、芥川賞作家の又吉先生を発見。ワオ!お一人だったので握手して写真を撮らせてもらいました。やっぱり芸能人の人もたくさん来てるんだろうな。いよいよ僕らも席に行きます。入場ゲートでもう一度チケットを見せてスタジアム入場。今日の席はバックスタンド2階席。僕らのチケットはカテゴリー2なので、席割りではコーナー部分なんだけど、このスタジアムはコーナー席がほとんどないせいか、カテ1のような席でちょっと得した気分です。

バックスタンド2階席。カテ1のような席。

今回のロシアワールドカップは全スタジアムがサッカー専用。やっぱり専用スタジアムは雰囲気がいいなあ。しかもバックスタンド2階席は席の前に手すりが付いてる。ここに荷物かけたり、肘ついてのんびり観ることもできてかなり観戦しやすいです。まあそんなにのんびりするような試合にはならないだろうけど。

2階は全席手すりが付いていて見やすい。

席の右隣は僕らより少し年配の日本人ご夫婦でした。旦那さんが熱狂的なサッカーファンでツアーでいらっしゃったとのこと。非常に気さくな方でした。左隣はロシア人の親子。街中で会ったような陽気な感じではなく、寡黙な感じ。そうこうしているうちに選手のアップが始まり、スタメン発表。1試合目と同じスタメンで以下の通り。
GK 川島
DF 酒井宏樹、吉田、昌子、長友
MF 柴崎、長谷部、原口、香川、乾
FW 大迫
W杯前は誰を入れろとか、外せとか色々な思いがあったけど、ここまで来たら出た人を全力で応援する。頑張れ日本!
対するセネガルのスタメンは以下の通り。
GK N’DIAYE
DF WAGUE,SANE,KOULIBALY,SABALY
MF N’DIAYE,GUEYE,N’DIAYE
FW SARR,MANE,NIANG
ワールドカップの日本戦を観戦するサッカーファンとしてちょっともどかしいのは、当然日本代表の勝ち試合を観たい一方で、サッカーファンとして有名なチームや選手も観てみたいという気持ち。有名チームとの対戦であれば、当然勝ち試合となる確率は下がる。今回のグループリーグのチームだとコロンビアやハメス・ロドリゲス(ま、今回は勝ったわけなのでコロンビア戦を観た人は最高でしたね)。そういう意味ではセネガルは勝ち点を計算できるほど弱いわけでもないけど有名チームというわけでもない。ちゃんと知ってるのはマネくらいで、事前の予習でやっとクリバリを覚えた程度。あとは知らない選手ばかり(しかもN’DIAYEという名前の選手が3人もいる)。ま、いいんです。有名な選手をたくさんみた上で、W杯の日本の勝ち試合を観たいなんて贅沢は言いません。とにかく今日は勝ってくれ!!

試合前に両チームの応援ソングが流れます。
日本はウカスカジーというミスチル桜井さんとGAKU-MCのユニットの曲。W杯前の壮行試合ガーナ戦で無得点で敗れた後のイベントで歌って、歌ってる場合じゃないだろ的な感じになったらしい。つい最近知ったばかりでまだ1,2回しか聞いたことないけど、幸い大画面スクリーンに歌詞が映し出されるので大声で歌おう!(ちなみにこの曲は4年前のブラジル大会の時から使われてるらしい)
・・と意気込んだんだけど、桜井さんのパートは字余りだし、GAKU-MCのパートはラップだしで、全く歌えない。周りの人もそんな感じで、結局サビの「オ、オ、オ、オ、オーオオ、オー、オ、オ、オー」のところしかみんなで歌えない。うーん、なぜ応援ソングをこんなに誰も歌えない難しい曲にしちゃったんだろ・・・。サビはいいんだけどねえ。一方のセネガルの応援ソングはそもそもセネガル人が少なく、歌ってる人はほとんど見当たらない。そのかわりに、メインスタンド1階に陣取っっているセネガルサポーターが民族音楽のリズムを刻んでいて、人数は少ないのにこのリズムがスタジアムに響き渡って、なんとなくスタジアムはアフリカンな雰囲気に。
そしてついに選手入場。

試合前の演出好きです

ロシア大会の入場パフォーマンスはすごく良いですね。大会ロゴと両チームの国旗のシートを持ったスタッフがフィールドに登場して、一気にシートを広げるシーンはとても綺麗。そして入場曲もすごく盛り上がります。ウカスカジーの曲との違いを文字で表現するのは難しい(というかほとんど無理)なんだけど、例の
「オー、オ、オ、オ、オ、オーオ」ってやつです(笑)
スタジアムみんなで歌ってすごくいい雰囲気。やっぱりワールドカップは世界最大のお祭りなんだなあ。

いよいよキックオフ。序盤は一進一退。選手は2試合目だけど、僕ら夫婦にとっては初戦なのでかなり緊張(笑)。特に奥さんは初のワールドカップの日本代表の試合観戦。とりあえず序盤はとにかく失点しないように・・。という願いもむなしく前半早々に失点。再三言われているように結果的には川島のミスがあったわけだけど、近くで観れたのですが失点の瞬間はシュートがややブレたか?マネが狡猾に詰めてたのか?んー残念・・という感じでした。・・まあ、良くも悪くもまだ試合は始まったばかり。まだまだ悲観的にはならない。日本のゴールを信じて応援します。すると徐々に日本ペースに。この辺り何がどうなって日本ペースになったのか分析できるようになりたいけど、残念ながらよく分からない。とにかく日本がボールを保持します。そして迎えた30分過ぎ。
柴崎のロングパスから長友がトラップ!その後小さい選手がシュート!パサーっとゴールネットが揺れた!
スタジアム大爆発(笑)興奮の坩堝。ロシア人もとにかくゴールが見たいから大喜び。周りの日本人やロシア人とハイタッチして喜ぶ。それにしてもゴールしたのは誰だ?金髪の長友はどこにいてもわかるけど。お隣さんと多分真司(香川)ですかね?なんて話してたら、乾のアナウンス!そうか乾だったか。あの程度の茶髪だとこの距離だとよく分からないな(笑)いいぞ。色々な選手が点を取るとチームに勢いが出る。
前半は1-1で終了。いやー前半のうちによく追いついた!ハーフタイムをリラックスして過ごせるわ。
後半は日本ペースで始まる。だが、長谷部が負傷。相手の肘が入ったのか鼻血がすごい(スクリーンに映し出されてました)。んー、今長谷部を失うわけにいかない。骨折してませんように。何度かピッチを離れたけどどうやら大丈夫のようだ。その後大迫がビッグチャンス!ああ・・空振り・・・。うわあ・・今日はハンパない日じゃないのか。ここで決めたら大迫の大会になっていたでしょう。その直後に今度は大迫とのコンビネーションから乾が芸術的なシュート!惜しくもバー直撃!
ああ・・非常に嫌な雰囲気。決定機を何度も逃していると、心理的に追い詰められてしまうもの。そして相手は勢いづいてしまう。その直後にセネガルが選手交代。すると徐々にセネガルペースに。ここまでの試合を見る限り日本の方がいい試合をしてる。でもどうしてもセネガルの時間帯というのはやってくる。戦術は詳しくないけど、そういう流れみたいなものはなんとなくわかります。ここを乗り切れば勝てる。少なくとも負けはないと思った時間帯に失点・・・。ああ、もったいない。日本は何度も決定機を外して、セネガルはほんの少しの自分達の時間帯で点を取った・・。この辺が世界との差か。残り20分。これまでの日本代表の典型的な負けパターンです。惜しい、あと一歩、あれが決まってれば・・それの繰り返し。でも今日はさっきの流れが本当に良かったから、もう一度さっきまでのペースに戻せれば点は取れるかもしれない。そんな感じでまだ諦める雰囲気にはならなかった(当たり前かな)。失点直後に原口と香川を下げて本田と岡崎投入。んー本田かあ・・。さっきまでの良い流れは素早いパス回しのリズムで作り出していたような気がしたので、本田や岡崎のスピード感はちょっとリズムを崩すのでは・・とちょっと不安だったけど、心配してもしょうがない。とにかく頑張れ!
なんて心配は杞憂でした。本田と岡崎の投入直後。大迫から岡崎へ。キーパーと岡崎が潰れてこぼれ球を乾が中央へ折り返して・・待っていたのは・・ケイスケ・ホンダ!!!!
ちょうど乾の背中くらいの視線で観ていたのですが、ボールの軌道の先に本田が待ち構えているのがはっきり見えました。おおお!なぜそこにいてくれるんだ。決めてくれ頼む!一瞬の出来事だったはずなのにスローモーションに感じたなあ。ズドン!日本同点に追いついた!
再びスタジアム大爆発。1点目の時はたいしてリアクションしていなかった左隣のロシア人親子も拍手してくれてる。前後左右の人と喜びを分かち合う。前に座ってるロシア人が、
「彼(本田)はロシアでプレーしてたのを知ってるか?」
と誇らしげに聞いてきました。
「もちろんだよ!チェスカモスクワ!!」
試合中はほとんど写真は撮らないけどこの直後だけ撮りました。

本田の同点ゴール!!

帰国後この写真をズームしてみると、あの本田と岡崎のおふざけ敬礼パフォーマンスのシーンでした!

おふざけ敬礼パフォーマンスでした

いやー、本田で大丈夫か?なんて疑ってごめんなさい。よくやった。ごっつあんぽかったけど、案外難しいと思います。あそこにいることが大事だし、冷静によく決めたよ。強気な西野監督はこれで満足せず勝ちきりを狙う。確かに今日は日本の方が良い。この勢いなら勝てるかも。残り5分を切って乾に変えて宇佐美投入。んー、乾を変えちゃうのか。今日は乾良かったからなあ・・。でもわからん。さっきも本田かとがっかり(ちょっとだけですよ)してたら本田が点取ったし。宇佐美頑張れ!!
が、時間が足りずこのまま2-2で試合終了。正直言って勝てたと思う。でも2度追いついた。批判されることが多かった本田が点を取った。サッカーの試合としても最高の試合だったと思う。いやーロシアまで来て良かった。次も頼むよ!

2-2の激闘でした

当然地元ロシア人も大喜び。たくさんのロシア人が一緒に写真を撮ってくれとせがんできます。なんと警備中の警官も写真を撮ろうと言ってきました。セネガルの人ともたくさん写真を撮りました。全員弾けるような笑顔。すごくいい雰囲気。ワールドカップは間違いなく世界平和に貢献してる。ロシア人とこんなに喜びを分かち合えるイベントって他にはないですよね。

試合後のライトアップ

スタジアムに来た全員が満足してスタジアムを後にしました。みんな大興奮で街中へ歩いて帰ります。ロシアコールや日本コール。スタジアムには来ていなかったと思われる人からもハイタッチ(いやハイファイブか)されます。ロシアで人気のチョコをくれたり、幸運の象徴だと言ってお手製のてんとう虫のブローチをくれたり、もうとにかく幸せ。夏のエカテリンブルクの日没は遅く、22時を過ぎてもまだ空は少し明るい。4年に一度のお祭り。ああー最高だああ!!

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日本代表に思いっきり期待!

日本代表に期待しない人は、敗退する可能性が高いと考えていて、その時に傷つくのが嫌だから期待しない。
でも我々ファンは期待が裏切られて失うものなんてないじゃないですか。せっかくの4年に1度のお祭りなんだから思いっきり期待して楽しんだらいいと思うのです。傷つくことを恐れるってことはやっぱり日本代表が好きなんだから。
パラグアイ戦の結果がどうなろうとも親善試合と本番は別なので、コロンビアからは勝ち点取れます。信じてください。
ま、4年前もFacebookでコロンビア戦の前に同じようなこと書いたけど(結果は1-4・・・)

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KING KAZUとついに・・

僕の拙い文章表現じゃ今のこの興奮の半分も残せないだろうけど、ビデオも写真も残せなかったから文字で残します。
できるだけ克明に。
長文になるけどできるだけ感情移入して読んでみてください!

まずはどんだけキング・カズが好きかという前提のお話。
小学校からサッカーやってて、高校時代にJリーグが始まってJリーグの開幕戦も観に行きました。
40年以上生きてきて悔しくて眠れなかったのはドーハの悲劇の夜だけです。
浦和レッズのファンだけどそんなのを通り越してヒーローといえば三浦知良!キングカズです。
まあ、40代のサッカー好きなら僕みたいな人はいっぱいいると思います。
で、大学4年の時に卒業旅行と称して友達4人でタイのビーチへの旅行を計画していた時に、たまたまフランスW杯のアジア第3代表決定戦が、タイのお隣のマレーシアで行われることになったので、急遽マレーシア経由の航空券を取りました。
当然クアラルンプールで試合するのかと思ったら、ジョホールバルという「どこそれ?」感たっぷりな、全然シンガポールの方が近いじゃねーかよという街が会場になっちゃったのでクアラルンプールから長距離バスで駆けつけました。

結果はご存知の通り岡野のVゴールで日本勝利!W杯初出場決定!
今のような冷めたおっさんじゃなかった僕たちは大興奮。試合後に選手たちはグランド1周。岡野がゴールを決めた方のゴール裏で観ていた僕たち。イランのサポーターが帰ってガランとしたエリアで選手に声援を送ってました。
お、名波だ。
お〜中山、中山、中山、ゴンゴンゴール!
山口ー、ロペスー!
すぐ近くまで代表選手たちが来て大興奮。で、そうこうしているうちにいよいよ遠くに見えてきましたよ。神様が。
あー、ほんと今でもはっきり覚えてる。懐かしさも手伝って今でも泣きそう。
キングカズがだんだん近づいてきます。ユニホームは脱いでいて袖なしのアンダーシャツ姿。日の丸を振りながらゆっくり歩いてくる。おおお・・・動いてる。本物だ。
これは今でもよくわからないんだけど、何故かスタンドとピッチの間のゲートが開いていて、やる気がないですとはっきり顔に書いてあるガードマンが一人突っ立ってるだけ。これは千載一遇のチャンス。いけないことだってことは分かってます。
でもさすがに今夜だけは無礼講でしょ。W杯初出場を決めた日は後にも先にも今日しかないんだから。
ガードマンの制止を振り切って(というか全く制止されなかったけど)、キング・カズにまっしぐら。
思いっきり抱きつきました。想像以上に胸板が厚い!(筋肉をつけすぎでスピードが落ちたとか言われてたけど)
W杯初出場と神様に抱きついている興奮で声にならない声で何度も
「カズやったね!良かったね!」
って叫びました。
・・が、当のカズは「ああ・・」という感じで実にウザったそうでした(苦笑)
若干モヤモヤしたもののとにかく最高の夜すぎて、その後のピピ島のビーチのことはあまりよく覚えていません。

結局カズはフランスW杯には魂だけ置いてくることになり、ピッチに立つことはできませんでした。
岡田監督は人間性も素晴らしく尊敬しているけど、この判断だけは未だに納得できない。
でもまああれがあったから今も現役なのかも。
クロアチアや京都、神戸と渡り歩いていくわけですが、その後も年に数回はカズが出る試合を見に行ってました。
味の素スタジアムでマレーシアとは全く違う日本の真面目なガードマンに制止されながらもサインをもらったこともあります。

そんな僕ももう40過ぎなので、普通であれば学生時代のスーパースターってもう引退してるんだろうけど、
キング・カズが違うのはまだ現役ってところ。
サッカー選手っていうのはみんなの憧れ。みんなが就ける職業じゃない。
だからこそプロのサッカー選手はアマチュアの誰よりもサッカーが好きであってほしい。
その点においてもキングは最高。誰よりもサッカーが好きですよね。いつまでもサッカー少年じゃないですか。
最高。

まだまだ書けるけど、誰も読んでくれなくなるので次行きます。

話は大きく変わるけど最近引っ越しました。会社の近くに中古マンション買いました。で、いろいろ家のインフラを整備し直している中で、長年使ったガラケーとおさらばしてiPhoneを買いました。
最近突然インスタをやり始めたのはそのためです。ブームが去った頃にはまるクチです。
で、今日仕事が終わって会社を出て、インスタを見てみると友人Nの投稿。
ドーンとキング・カズ一家の写真!なんだこれ!
急いでNにメッセージだ。ぬおお、慣れないフリック入力がまどろっこしい!!
ヤメヤメ!電話電話!最近では友達に対しても突然電話するのは失礼らしく「電話野郎」などと蔑まれてしまうらしいけど、さすがにNはそんなこと言わんだろう。
通話料金が安くなるアプリで電話。いつもの僕の番号と違うからヨソヨソしいNの声
「はい。もしもし」
「海野ですけど!どうなってんの?」
「おー!インスタ見た?今隣にいるよ」
何が?誰が?もしかして神様が隣にいるのか??
「そう。実は俺が(以下、Nの個人事情省略)ってわけで、今一緒のパーティー」
「マジか。なんだそれ。すげー羨ましい。俺実はジョホールバルで・・・」
「知ってるよ。覚えてる。今友達とその話ししてたとこ」
「そうか。Nはカズさんとしゃべったの?」
「いや、おつかれさまとかの挨拶程度。でもチャンスはあるかも」
「もし万が一話すチャンスがあれば、俺がジョホールバルで抱きついたことを覚えているか、あの時はウザがっていたのか聞いてみて!」
「分かった。難しいかもしれないけどチャンスがあればやってみる」
おー、よろしく!かなり興奮状態で家路を急ぐ。この興奮を早く奥さんに報告せねば。
電話を切って5分もせず家に到着(引っ越したので会社から家まで徒歩8分)。
「ちょっと聞いてよ!今さあ」
と言うや否や電話が鳴る。
お、なんだ、テレビ電話だ(世に言うFaceTime)。使い方よくわからんけどNが写ってる。
もしかしてこれが現場か?神様のいる現場か?
程なくして神様の後ろ姿が・・・おおお!あの白髪具合はまさしくキング・カズ!
りさ子夫人と話してる!
で、次の瞬間、Nがキング・カズに何やら話しかけて、
「さっき話したジョホールバルで抱きついた親友です」
で、カズとNが肩組んでこっちに手を振ってくれました・・・
ああ・・・ウソ・・スゲー。
なんか今までずっとガラケーでも全く人生に支障なくて、iPhoneにしてからもほとんどその機能を駆使できてなくて、宝の持ち腐れってこういうことを言うんだなあとしみじみしてて。FaceTimeなんてGarageBandと同じくらいに一度も使わないんだろうなあなんて思ってたけど、今日ですべてが変わりました。
遠く離れた友達の近況を知れて、すぐに連絡取れて、憧れの人がこっち見て手を振るなんて・・。
これ、スマホ社会だと当たり前なんすか?みんなこんな凄いことしょっちゅうしてるの?違うよね?
でもサンキューアップル。サンキューインスタ。ありがとうN。三浦知良最高カッコいい・・・。

FaceTimeの録画方法を知らなかったことを激しく後悔したけど、まあいい。せめて思い出くらいはアップルに頼らず自分の脳みそに頑張ってもらおう。
キング・カズはこっちに手を振ってくれてから会場を後にしました。本当に実にいいタイミングでインスタを見てNと話せたんだと思います。
「で、カズと話せたの?」
「話せたよ!電話切った後、一瞬一人になったからその隙に、俺の親友がジョホールバルで抱きついて、実は迷惑だったんじゃないかなって何十年も気にしてるんですけど、って聞いたよ」
「そしたらなんて!?」
「とにかく最高の瞬間だったから正直よく覚えてないけど、本当に最高だったからウザいわけないでしょ、だって!」
うおおおお!!泣きそうだああ!
何回思い出しても明らかに迷惑そうだったけど、キング・カズの中でそういう風に美化されてるなら(あるいは覚えてなくてそういうことにしてくれるなら)僕のあの時の若造としてのしこりというか魂みたいなものはジョホールバルに置いておきます!
いや、なんか違うな。分かります?親友が自分の神様と会って自分について語ってくれて、それに神様が答えるという。もう答えの中身なんてどうでもいいというか。
いやどうでもよくない。ウザいわけないって言ってくれたのも超うれしいし、やっぱりカズにとってもあの瞬間は「とにかく最高の瞬間」だったんだっていうのも嬉しい。
フランスW杯には行けなくて、日本の誰よりも悔しかったはずだけどそれでもやっぱりジョホールバルは最高の瞬間だったんだと。辛い思い出ではなくて最高の瞬間として記憶に残ってるんだとわかったのも嬉しかった。
やっぱりダメだな。整理できない。まあこの混沌具合が一番今の気持ちを表現できてるからこれでいいや。

最後にもうちょっとだけ。
Nがキング・カズに「俺の親友が」って言ってくれたのが地味ながらもかなり嬉しかったのでそれも残します。
「友達が」じゃなくて「親友が」ってね。
俺と友達でよかったでしょ?って聞かれて最初どういう意味かよく分からなかったけど、今日のカズの一件がなくても友達でよかったと思ってます。もちろん。
いつか俺が甲本ヒロトに会ったらすぐにFaceTimeでNに電話するから!

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達観

歳をとったなあと思うのは、あれだけ熱狂的に応援していたサッカー日本代表がW杯最終予選の初戦で負けたというのに、
「チッ」と舌打ち一つうっただけで頭を切り替えられちゃうようになったってこと。
20年前ならこの世の終わりのごとく嘆いただろうにねえ。

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ドーハの歓喜

場所:カタールのドーハ
対戦相手:イラク
アジア最終予選
アディショナルタイムに得点したのは・・・日本!
おおおお!
ま、ドーハの悲劇とは重さが全然違うけど、
因縁めいたものを感じました。
今回のオリンピック代表はレッズの関根が外れた時は、
かなり憤りを感じたけど、やっぱり応援しちゃいますね。
でもってやっぱり嬉しいです。
ただ、手倉森監督が試合後に
「神様が微笑んでくれた」
みたいなことを言ってたけど、それは違うと思う。
もしそうなら、神様はイラクを見限ったということになるから。
勝者がいるってことは敗者もいるってこと。
敗者は神様に見限られたわけじゃないです。
いや、監督の揚げ足を取りたいわけじゃないですよ。
これは実力で勝ち取ったんですよ。神様のお陰じゃないです。
ついでに言うと、久保の
「武蔵が良いボールをくれたから、自分は触るだけだった」
というお決まりのフレーズも勘弁して欲しいです(笑)
触るだけじゃなかったでしょ。あのシュートは。
凄いと思うよ。謙遜も行き過ぎるとちょっと・・・。
いやいやこんなことが言いたいんじゃない。
なかなかアジアで勝てなかった年代だけどここ一番に結果を出した選手達おめでとう!
遠藤がレッズにきてくれるのは楽しみ。

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日本代表の新ユニホーム

今日のシンガポール戦は新しいユニホームのお披露目でした。
会社の昼休みにアディダスのサイトで初めて見たときは、なんか練習着みたいでつまらないなーと思ったけど、
実際試合で見てみると結構カッコいいかも。
黒に近い紺が強そうで良いな。
ということでフジテレビのユニホームプレゼントに応募しておきました。
試合の方は3-0で完勝。
我らが西川となんと柏木がフル出場。
やっぱりレッズの選手が出てると嬉しい。
他にも金崎とか宇佐美とかJリーグの選手が出てると親近感が沸いていいね。

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日本代表グループリーグ敗退について

日本代表が勝てば嬉しい
日本代表の選手達はその何倍も嬉しいことでしょう
日本代表が負ければ悲しい
日本代表の選手たちはその何倍も悲しいことでしょう
日本代表がグループリーグで敗退してしまった今、
僕たちのようなファンは愚痴を言うのも自由だし、戦犯探しするのも自由。
セルジオ越後さんのように厳しい愛のムチを打つのも自由。
むしろそうすることが日本代表の未来のためには良いことなのかもしれない。
でも、今日の早朝5時から祈るようにしてコロンビア戦を観戦して、
ボコボコにされちゃってめちゃくちゃショックだった僕は、
この何倍も辛い思いをしている日本代表に厳しいことを言う気が起こりません。
感動をありがとうというのとは全く違うけどおつかれさまと言いたいです。
4年間本気で優勝を目指して突っ走った日本代表のみんなの努力が決して無駄になりませんように。
本気で努力したからこそ得られる何かをみんなが手にしていますように。

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