ワールドカップの予選って二次予選は10-0とかやる前から勝つに決まってるみたいなぬるい試合が多いので、真剣勝負は最終予選だけ。
でもその真剣勝負の最終予選はほとんど関東で行われるから京都に引っ越してきてからすっかり観戦の機会が無くなってしまった。
ところが!なんと今回は初戦を吹田スタジアムで行うというじゃないですか!こりゃあ行くしかない!と意気込んでチケット販売要綱を見るとコロナ禍なので観客数は5000人に絞って販売するらしい。
うーむ。平日とは言え5000席だとチケット争奪戦は激戦だろうなあ。ダメ元で僕と妻のアカウントで申し込んでみる・・・
結果、見事僕の申し込み分が当たりました!関係ないと思うけど、申し込み期間開始直後にログインして申し込んだ分が当たりました。先着順ではないとのことですが、もしかしたら影響があるのかも。
席はカテ1のメインスタンド側。ただしアウェイ側のはじっこの席でした。んー、まあ当たっただけラッキーと捉えよう。
それにしても何年振りのワールドカップ予選観戦だろうと思って調べてみたら最後に見たのは2005年の横浜国際で観たイラク戦でした。実に16年振り。いやー楽しみだ。
19時10分キックオフ。定時ダッシュしてもキックオフには間に合いそうにない。ここは思い切って有給を取ってしまいましょう。
昼過ぎに万博公園についてニフレルに寄って、イオンで腹ごしらえしていざスタジアムへ。あいにくの土砂降りでイオンから10分程度歩いただけで靴とズボンはじゃぶじゃぶにずぶ濡れで超不快。
でもスタジアムに着いたら入場特典でタオルをもらいました。
なんて良いタイミング。早速使わせてもらおう。
靴下を脱いで足を拭く。うむ・・サポーターアイテムで足を拭くのは何やら後ろめたいけど・・
席に着いた途端目の前にウッチー(内田篤人)と松木さんがやってきた。おー!ウッチー男前だなあ。
選手が入ってきてウォーミングアップ開始。
今回の代表メンバーですが、アーセナルへの移籍が決まった冨安はなんと移籍手続きにより入国が遅れて合流できず!守田もなんか移動に時間がかかる関係かなんかで合流不可。三苫や田中碧は欧州に移籍したばかりだから合流見合わせ。
おいおい大丈夫か。最終予選だよ?オマーンを舐めすぎでは?
日本代表は僕らの席から逆のコートでアップしているので誰が誰だかよくわからない。望遠カメラで撮影してモニターで見て、あああれが久保か、堂安かと確認する次第。
どうやら彼らはサブのようです。
スタメン発表
GK 権田
DF 植田、長友、酒井、吉田
MF 柴崎、遠藤航、原口、伊東、鎌田
FW 大迫
失礼ながらなんか華を感じないのは何故だろう。
サブの南野、堂安、久保、古橋あたりが見たくなってしまう。
ま、南野はケガっぽいので仕方ないけど。
キックオフ。僕らはアウェイ側の席なので日本代表は前半にこちらのゴールに向かって攻めます。・・が、なかなかこっちに来ない。なんか妙に押されてないか?じゃぶじゃぶのピッチでボールが走らないせいか華麗なパスワークは見られない。
あと大迫もボールが全然収まらない。ボールが濡れて滑ってる感じはしたけど、大迫のボールキープって本当にすごいし、日本代表の戦術って大迫にボールが収まることを前提としてるところがあるからリズムが出てこない。
それでも観客含めて全員が「ま、いつかこっちのペースになるでしょ」っていう油断のような感覚があったと思う。ま、そりゃあ二次予選より厳しいけどオマーンなんて一人も知らんし的な油断。
徐々に日本も攻める機会が増えてきた。伊東が惜しいシュートを放つ。でもイマイチな流れのまま前半終了。あーあ、これでもう日本の攻めは近くでは見れないや。
後半から古橋投入。Jリーグ時代から凄かったけど、今年セルティックに移籍して点を取りまくってる古橋。スタートから使って欲しかったけど、まあ後半相手が疲れてきたら裏をつく動きで使うのもありかな?って思ってたんだけどなんと原口に代わって左サイドに入った。
左かあ。2トップとかそういうオプションは無いんですかね。
後半立ち上がり長友がハンドを取られてPK献上・・・ただこれは目の前で見ていたのでおそらくVARが入るだろうと僕の周りの席の人はみんなそんな雰囲気だったと思います。
うわーやばい!っていうより「いやいや体にくっついてたでしょ。PKじゃ無いでしょ」って感じ。
案の定VARになって一同拍手。で、その結果PK取り消しとなりました。そりゃあそうだろうと思ったもののやっぱり嬉しい。
思えばこの瞬間がこの試合で一番盛り上がった試合でした。
後半になってややリズムができてきたものの良い形でシュートが打てない。伊東に代えて堂安を投入。伊東はもっと縦に勝負して欲しかったなあ。凄い速いんだからもっと自信持って。試合の最初の方で一発勝負した方が良かった。
続いて鎌田に変えて久保投入!
ついに生久保だあ!
オリンピックの3位決定戦に敗れて号泣した後のインタビューで
「今までサッカー”だけ”やってきて、こんなに悔しいことはない」
って振り絞った久保のあの表情を忘れられない。とてつもなく重い言葉だったと思う。
まだ若いけど、それでも本当にサッカーしかやってこなかったと言えるほど打ち込んできたのだろう。それだけ打ち込んだものにおいて、今まで経験したことのないほどの悔しさ。普段は飄々としているだけにあのギャップになんか彼の今までの努力とか気持ちの強さを見た気がして、応援したい選手だなあと思ったのでした。
なので、今日は短いプレー時間だったとしても久保を見たかったので嬉しい。
ちなみに堂安も好きなプレーヤーだけど、堂安も久保も結局遠すぎて凄さが全くわからなかった。まああるいは、今日は直近で見たとしても凄くなかったのかもしれないけど・・・
残り5分を切った。ここまできても実は日本が勝つと思ってました。力の差があるチームが戦った場合、サッカーは不思議と終了間際に決勝点が決まって強いチームが勝つケースが多いのです。とりわけ日本も中東と戦う場合終了間際のゴールで勝つことが多かったように思う。
2005年の最終予選ではバーレーン戦も観に行ったんだけど、あの時も終了間際のオウンゴールで勝った。格上のチームにあと少しで引き分けられる!という邪念が格下のチームを最後の最後で乱してしまう。そういうことがよくあるわけです。
・・・が、今日は違いました。残り数分のところで目の前で左サイドが崩される。この時も人数は足りていたのにいつの間にかワンツーで簡単に突破された。ボールを取りに行く本気さが足りない。まあ取れるっしょみたいな感じでプレスに行ってる感じ。
クロスが上げられた瞬間、相手FWがクロスしてゴール前に入るのがはっきり見えました。
「やばい!」って思わず叫んだ直後ゴールが決まりました・・・
その後慌てて攻めるもゴールならず。なんとノーゴールで負けてしまいました。すげー楽しみにしてたのにまさかこんな試合を見ることになるとは・・・
しかも今までも中東との試合でよくあった「押しまくってるのにゴールが取れずカウンター一発で負ける」という試合ではなく普通に互角に戦って負けた感じ。
これは結構まずい。予選敗退も大いにあり得るなあ・・今の所30〜40%くらいの確率で敗退じゃ無いかな・・
ということで残念な試合だったのですが、今日はもう一つ残念なことがあった。
今日はコロナ禍での試合ってことでマスク着用、声出し応援不可だったのですが、僕らの上の席のオマーンチーム関係者がスタンドの縁に乗り出してマスク無しで何度も大声で叫んでました。屋外だしそれなりにその人との距離もあったから感染リスクはかなり低いってわかってるけどかなり気分が悪かった。
ハーフタイムに係員に言って止めさせるか退場させてくれとお願いしましたが、後半も変わることなく叫び続けてました。(途中で同国の関係者と思われる人がその人に何度か注意してたけど一向に止めず)
マナーとかそういう問題じゃなくて命に関わることに関するルールなんだから守れない人は外国人だろうがVIPだろうが退場させるべきだと思う。
こんなことも相手に対して毅然とした対応ができない日本サッカー協会。バカ正直に日本人はルールを守ってるのに。
叫んでたのはオマーンチーム関係者だから、こんなのオマーンの勝ち点剥奪でも良いくらいの違反行為だと思うけどね。
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