さいたまダービー2007

Jリーグ発足時に所沢に住んでいたので、一番近いチームを応援しようと思ってレッズのファンになりました。その後東京に引っ越しても当然レッズファンなわけで、ヴェルディやFC東京を応援しようなんて気はさらさら起こりません。
だけども大宮に住んでる人は微妙なのかもしれない。Jリーグが出来た時は僕と同じように一番近くのレッズのファンになったと思う。でもその後自分の街にJリーグチームが誕生してJ1に昇格したら応援したくなっちゃうんじゃないか。現にハーフタイムや試合後に他会場の試合結果が流れる時に大宮の試合結果に一喜一憂する人が多い。
正直言ってレッズファンの同志達が、2番目に応援しているチームを持っているのはちょっと気分が良くない。オンリーレッズでいてほしい。だけども大宮在住レッズファンが大宮をちょっと応援しちゃうその気持ちも少しは分かる。しかも大宮は2001年に浦和と合併して同じさいたま市になってるわけだしね。
というわけで、さいたまダービーは世界中で行われているダービーのような激しさはあまりない。もちろん歴史が浅いということや優勝争いをしているレッズと降格争いの大宮との戦力差も関係あるかもしれない。
大宮のサポーターは知らんけど、浦和の人達はアントラーズやFC東京との試合のほうが燃えるんじゃないでしょうか。少なくとも僕にとってはそうです。

こういう小ネタもダービーを盛り上げます
もっともダービーという意識があるとかないとか、燃えると燃えないとかに関係なく勝たなきゃいけない試合に変わりはない。ましてや相手は降格圏内17位のチーム。
3連勝中と波に乗ってるレッズはなんと絶好調の平川に代えて相馬を起用。3バックも坪井じゃなくて堀之内。堀之内は最近アシストや得点の結果を出してるとしても、何故平川がベンチ?ここ最近のMVPともいえる働きなのに。
僕は本音は相馬のほうが好きだけども、これでは平川は納得いかないんじゃないか?よっぽど平川の疲労がたまっていたか、練習での相馬の調子が良いかどっちかだ。怪我や累積警告で出られないならともかく特に理由がないなら相馬にもプレッシャーがかかる起用法だわ。と、ビックリしたわけだけど心の底では相馬の活躍を期待してた。
試合は全体を通して大宮が集中した良いディフェンスをしてた。よく動いてボールにすばやくプレッシャーをかけ、マークを外さない。基本的に引き気味だったけど、リアクションというよりは積極的なプレスと運動量が素晴らしかった。よく走る大宮のディフェンスに対してレッズは連戦の疲労のせいか運動量で大宮を上回れない。パスコースを作れずに苦し紛れのディフェンスラインからのロングボールが多くなる。時折ポンテ、永井、相馬あたりがドリブルで局面を打開しかけるけどその後が続かない。
で、後半カウンター一発で失点して0-1でジ・エンド。かなり涼しかったせいか、大宮の運動量や集中はついに90分間崩れることなく、レッズは無得点で終わった。
今日の試合は相手がすごく良かったと思う。中盤の飛び出しとか、パスコースを作る動きがもっと欲しかったのは確かだけど、敵が良かった。
試合後の選手の挨拶ではサポーターから大ブーイング。闘莉王がそれに対してブチ切れるのはいつものことだけど、今日はポンテや啓太も不満そうだった。確かに相手があれだけ良い動きをすれば負けることもあるよって心境なんでしょう。
ただサポーターにしてみれば後半戦まだ勝ち星がない17位のチームに負けて納得がいかないのもしょうがない。お互いの不満をぶつけ合うのは健全な証。この悔しさをバネに次に向かえばいいわけで。
それにしてもホント大宮よく集中してたな。
浦和はさいたまダービーと言われてもピンと来ないけど、多分大宮はもの凄くモチベーションが高かったんだろうね。だって毎回あんな試合ができるなら降格圏内にいるわけないよ。いつも以上の力が出てたんだと思う。そういう意味では今後もレッズにとってダービーはやっかいなゲームになるでしょう。大宮さん、頼むから来年はJ2に行ってください!

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