週末にどこか1泊旅行に行こうということになって行き先を考えていたのだけども、どうしても行きたいところというのが見つからなかったので、サッカーに絡めて旅行するかってことでトリノから1泊圏内で探したところ、サッスオーロのホームゲームがあることを知りました。そうかサッスオーロね。サッカーでもなければ縁はなさそうだし行ってみよう!と決めてまずチケットを購入。
で、さてサッスオーロってどうやって行くのだろうと調べていたら、このサッスオーロというチームのホームスタジアム(MAPEI STADIUM)はサッスオーロの隣町のREGGIO EMILIAにあるのですね。REGGIO EMILIA。あまり馴染みのない名前だけどパルマの隣町であり、チーズのパルミジャーノレッジャーノはパルマとレッジャーノのチーズということになります。
ということで試合前にサルメリア(肉屋)でそのパルミジャーノレッジャーノとプロシュートディパルマを食べていた時に周りの人と話していたらみんなフィオレンティーナサポーターであることが発覚。
フィオレンティーナはユベントスにたくさん選手を取られているので(古くはロベルト・バッジョに遡る)、ユベントスが大嫌い。
僕がトリノから来たと知ると、
「あ、すごく大事なことがあるんだ
JUVE MERDA
俺に続けて言ってみて。さあJUVE MERDA!」
僕は笑って「いや、MERDAの意味を知ってるから言わないよ」
一同大笑い。
MERDAというのはクソという意味です。
JUVEのサポーターも相手のキーパーがゴールキックを蹴るときにMERDAって叫びます。
知っておいて良かった。
ちなみにチーズもプロシュートもすごく美味しかったです。サッカーがなくても来る価値があります。REGGIO EMILIA。
試合1時間前に旧市街を出発。バスで10分くらいのところにスタジアムはあります。だが中々バスが来ない。うーむ・・・キックオフに間に合うかどうか不安になってきたところにバス到着。
いやー良かったって思ったらなんと今日は試合があるからスタジアムの近くは通らないという。
そんなバカな!試合があるからこそスタジアムの近くを通ってよと思うし、ウェブサイトにも試合の日はスタジアムにバスが横付けしますって買いてあるのに!
でも文句を言っても仕方ないから急いで歩いて向かうことに。
結構早歩きで行ったので25分くらいだったかな。
ということで中心地からまあ歩けないことはないです。でもほとんどの人は車で行くのだと思います。
ともあれどうにかこうにかキックオフ15分前くらいにスタジアム到着。古いけどサッカー専用スタジアムなのでいい雰囲気です。Jリーグで例えると柏のスタジアムみたいな感じかな。
今週始まってしまったロシアのウクライナ侵攻に対する抗議メッセージが表示される中、選手がウォーミングアップ。すごく近い!わざわざトリノから行くので今日はベンチ裏のいい席を確保しました。ちなみに女性は割引でほぼ半額。
あと驚いたのはサッスオーロサポーターの少なさ。隣町で開催しているのもあるかもしれないけどアウェイのフィオレンティーナの方が10倍以上サポーターがいます。どっちがホームか全然分からん。
ともあれ選手入場。すぐ近くから選手が登場します。これまで数々の試合を観てきたけど、一番良い席かも。
ただ、、若干難点がありまして。左側を見ると選手登場口の庇が邪魔して、試合がちょっと見難いのです。
まあそれ以外は最高です。なぜかサッスオーロはキックオフ前の記念撮影は省略。そんなことってあるの??あれってチームの任意なんだな。
フィオレンティーナのベンチ裏の席なのでフィオレンティーナの監督(イタリアーノ)の指示がよく聞こえます。もちろんイタリア語だからさっぱり分からないけど。サッスオーロの監督の指示もよく聞こえます。ジャンルーカ!ってスカマッカにやたら指示を出していたのだけは理解できました。
ともあれ二人とも怒るのなんのって。90分中80分くらいは激怒。二人とも途中で興奮して上着脱いでたくらい(笑)
試合の方は19分にコートジボアールの若手Traorèのゴールでサッスオーロが先制。その後一進一退が続くもややフィオレンティーナが優勢。
ただサッスオーロが時折繰り出すカウンターが切れ味鋭くて、効率はサッスオーロの方が上という印象。
それでもサッスオーロが逃げ切る気配が漂ってきた88分についにフィオレンティーナが追いつく。スタジアムは大興奮(一体どっちのホームかと)。ところが試合はそれでは終わらない。一気に攻撃に転じるサッスオーロ。アディショナルタイムにチャンスをいくつか作り出し、ついに途中交代で入ったDefrelがラストプレーで劇的ゴール!
いやー凄い。こんなに興奮する試合久しぶりに観た。特段サッスオーロを応援しているわけじゃないけど嬉しかったな。
いやー来て良かったです。
試合終了後、流石に帰りは街までのバスが出ているだろうと思って係員に聞いたらバス無しとのこと。歩くしかないと。信じられずにその後2人に聞いたけどやはり同じ答え。
夜の11時に20分以上暗い道を歩くのに不安を感じたけども、途中までは多くのサポーターが一緒に歩いていたので問題なく帰れました。
SASSUOLO:
Consigli
Muldur
Chiriches
Ferrari
Kyriakopoulos
Frattesi
Lopez
Berardi
Raspadori
Traore (68′ Henrique)
Scamacca (78′ Defrel).
控え: Satalino, Pegolo, Magnanelli, Ayhan, Oddei, Ciervo, Peluso, Ceide, Tressoldi.
FIORENTINA:
Dragowski
Odriozola
Martinez Quarta
Igor
Biraghi
Castrovilli
Amrabat (77′ Gonzalez)
Maleh (63′ Bonaventura)
Ikonè (83′ Torreira)
Piatek (63′ Cabral)
Sottil (63′ Saponara)
控え: Terracciano, Rosati, Callejon, Terzic, Frison, Venuti, Duncan
チケット:
TRIBUNA OVEST CENTRALE(東スタンド中央席)
SETTORE(ゾーン)D
IngressI(入口)4
Fila(列)6
Posto(席番号)15
金額 65ユーロ/席(ただし女性は割引で35ユーロ!)
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