10年振りにACLの決勝に進むことが決まって、去年のルヴァンカップ決勝以来の埼玉スタジアムに京都から駆けつけることにしました。レッズのチケットサイトの有料会員になってなんとかメインアッパーの上の方の席をゲット!昼過ぎの新幹線で東京へ。王子で南北線に乗り換える時にアルヒラルのサポーターに遭遇して、切符を買うのを手伝ってあげて一緒に埼スタに向かうことになりました。二人のサポーターはスーツだったので、なんでスーツなんか着てるのか聞いてみるとなんと皇族なんだそうな。ロイヤルボックスで観戦するらしくゴージャスなチケットを見せてもらいました。お前もアルヒラルを応援するなら入れてあげるよと言われたけど当然辞退。その後、彼らのスマホでちょっとインタビューを受けました。10ドルあげるからアルヒラルのマフラー巻かない?と言われて丁重にお断り。しばらくして10万ドルでどうか?いますぐ小切手切れるぞお前次第だと言われて笑って断ったけど、案外本気だったかな(笑)
その後はイスラムのこととかの雑談をしながらあっという間に浦和美園へ。奥さんと待ち合わせだったので彼らとはそこで別れました。しばらく奥さんを待っていざ埼スタへ。僕らは2008年に東京から京都に引っ越したので奥さんは約10年ぶりの埼スタ。そうか10年か。偶然だけどレッズのACLと同じだ。奥さんと会ってユニホームに着替え。今日は縁起を担いで2003年のナビスコを始めて獲った時のユニと2007年のACLのユニで駆けつけました。
キックオフは19時15分。18時20分頃南門に着いたので奥さんが買ってきた寿司を広場で食べていたらスタジアムから選手がアップしにピッチに出てきたというアナウンスが聞こえてきたので慌てて入場。結構早く出てくるのね。
今日の席はアッパーのかなり上の方なので広場から10分くらいかかって席に着きました。ま、かなりピッチからは遠いけど全体は見やすい席。19時くらいから決勝のセレモニー。なんとキングカズがACLのトロフィーを持ってきました。ほんの一瞬でカズは帰っていきました。カズの必要があったのかな?その後パフォーマーが入ってきてダンス?なるほどこういうセレモニーがあるからアップの時間が早かったんだな。まあこういうイベントは決勝っぽくテンションが上がるからいいなと思っていると、後ろの席の人が「こんなのいらねえ!こっちはサッカー見に来てるんだ!」って怒鳴りました。いや、まあ確かにサッカー見に来てるんだけど、決勝の雰囲気作りも大事なんじゃないでしょうか。もともとキックオフの時間は19時15分って決まってるわけで、このイベントでキックオフが遅れてるわけでもないし・・。と最初は思っていたんだけど、どうにもイベントがしょぼい。踊ったり、スキルフルなリフティングを見せてるんだけど、人数が少なくて散らばってるから寂しい感じ。で、長い。ゴール裏も焦れたらしくセレモニーの途中でレッズの応援が始まりました。大人気ないような気もしたけどしょうがないかなあ。もっと迫力があってダラダラしてなかったら良かったのに。
選手の入場に合わせて見事なコレオ。長いセレモニーにダレることもなくスタジアムの雰囲気は最高。いよいよ緊張のキックオフ!
出だしにいきなり長澤が惜しいシュート。1stレグは圧倒されたけど今日はそこそこいい勝負ができそう。と思ったもののやっぱりちょっと向こうのほうが力が上かなあ。1stレグよりマシだけど基本的にはボールを持たれる展開。0-0でもレッズの優勝だけど、さすがに90分これでは厳しいのでは?ハーフタイムはゴール裏のサポーターが集結。僕らの隣の非常に熱い若者が「みんな立とうぜ!」というのでお付き合いして立ちました。ゴール裏の様子を見てると突然若者が僕に肩を組んできました。何?何?何するの?と聞いたけどかなりテンションが上がってる若者は答えてくれません。そうするとゴール裏が歌って跳ね始めました。「歌え浦和」でした。四十肩が痛くて若者の肩にまで手が上がらなくて腰辺りに手を回して僕も必死に跳ねて歌いました。終わってから若者が「突然すみませんでした」「いえいえ全然!」アッパーもいい雰囲気だ!あとは優勝するだけ!
・・が、後半はますますアルヒラルペース。残り20分くらいで宇賀神に代わってマウリシオ。守りきるぞというメッセージでしょう。いやあ厳しいんじゃないかなあ。残り10分くらいで1発食らってがっかりというのが最近のレッズらしいパターン。まあでも今日はとてつもない決定機は食らっていない。守りきれそうな気もする。残り5分を切ってスタジアム全体も守り切るぞという雰囲気になった88分。目の前のゴールでラファエル・シルバの強烈なゴールが決まりました。隣の若者とがっちり抱き合いました。スタジアム全体が揺れてる感じ。僕らの席は北側ゴールのライン延長上の席だったので綺麗にネットにボールが突き刺さるのが見えました。やや劣勢で進めてきた試合。肝心なところで失敗することが多かったレッズにとってロスタイム含めてあと5分のところで決めたこのビューティフルゴールは本当に大きい。ナビスコ優勝、リーグ優勝、10年前のACL優勝、ルヴァンカップ優勝と色々重要なゲームを見てきたけど、このゴールほど気持ちのいいゴールはなかったように思います。劣勢の中でアジアチャンピオンを決めるゴール。形もきれい、時間帯も最高。このままタイムアップ。10年振りにアジア王者となりました!試合後のWe are REDSは最高だったなあ・・。
試合前のセレモニー同様に、試合後のセレモニー準備も非常にまごついていたけど、幸福感が大きくて全然許せる。
今回のACLは劇的な大逆転が2回。アルヒラルは正直格上だった。それでも優勝できたのは少なからず運があったと思う。科学的じゃないけどこれってやっぱり去年Jリーグで最多の勝ち点を上げながらも、アウェーゴールが相手より少なかったという理由だけでチャンピオンになれなかったレッズにサッカーの神様がちょっと微笑んでくれたんじゃないかなと思います。色々辛いことがあった分だけ喜びも大きいってもんだなあ。ずっとレッズが好きで良かった!自分を含めてレッズを愛する皆さんおめでとうございます!
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