デンマークVSフランス@ルジニキ・スタジアム

グループリーグ第3戦というのは、グループリーグ突破を決めるしびれる試合になるか、既に突破あるいは敗退が決まったチームの消化試合になるかという大きな違いが出る試合です。
最終販売でようやくチケットを買えたデンマークVSフランスは、両チームともグループで頭一つ出た存在であるがために消化試合になるリスクがかなり高かったのです。もちろんしびれる試合を観たいので、1戦目、2戦目は必死にオーストラリアやペルーを応援したものの、フランスは2勝で突破を決定、デンマークも1勝1分でほぼほぼ突破決定という残念な状況になってしまいました。
とはいえ会場は決勝戦が行われるルジニキスタジアムだし、リラックスモードとはいえ優勝候補のフランスの試合だ!日本代表の試合と違ってこちらも緊張感無く観られるのでお気楽にスタジアムに向かいました。
会場近くの世界遺産ノヴォデヴィチ修道院を参拝してから徒歩でスタジアムへ向かいます。

スタジアム近辺はデンマークとフランスのサポーターでごった返してる。明日は同じモスクワのスパルタク・スタジアムでブラジル戦があるからブラジルサポーターもちらほら見かける。僕もブラジル戦のチケットは毎朝のように早朝に起きてチケット争奪戦に参加したけど結局入手できなかったので何人かのブラジル人に明日のチケットが余ってないか声をかけてみました。
するとなんと何人かのブラジル人は、自分たちも入手できていないから今日のチケットと交換してくれる相手を探しているんだそうな。ブラジル人でさえ入手できてないのか。人気国のサポーターはつらいなあ。自国の応援が出来ないんだもんなあ。ロシアまで来てるというのに。すると見るからにダフ屋って感じのおっさんとブラジル人のおばあちゃんが目の前で交渉し始めました。コソコソと値段を伝えてる。どうやら法外な値段だったようで、おばあちゃんは泣きそうな顔であきらめてる。可哀そ過ぎる・・。このお歳で地球の裏側まで来るのはさぞかし大変だったろう(まあブラジル在住なのかは知らないけど)。現地調達に一縷の望みをかけて、今まさに目の前にチケットを持っている人がいるのに、そいつがサッカーに興味なんかなくて、はした金を得ようとするクズ野郎であるばっかりにチケットが手に入らない。なんとかならんのかこれ。僕もモスクワに滞在しているにモスクワ開催のブラジル戦が観れないのは辛いと思ってたけど、このおばあちゃんをみたらむしろ僕は遠慮しなくちゃいかんと思いました。
約4万人収容のスパルタクスタジアムじゃなくて、8万人収容のルジニキスタジアムが会場だったら需給バランスももうちょっとマシだったんだろうけど・・・。
ということで明日のチケットを探すのは止めにしてスタジアムに向かいます。フランス、デンマーク両サポーターが大声で歌いながら歩いてる。彼らは声が太いから2、3人で歌うだけでものすごい迫力になる。いやーこれぞフットボールファンの声援。日本やセネガルの応援とは一味も二味も違う。

Luzhniki Stadiumへ!

かなり早めにスタジアムに向かったのに随分遠回りをさせられたので駅から20分くらい歩いてようやくセキュリティゲートに到着。しかもかなり混んでる。列に並んでようやく僕らの順番になったと思ったら、奥さんのナップザックが制限サイズを超えてるから預けろと言われてしまいました。エカテリンブルグでは大丈夫だったのに。いやー、今から預けてもう一度並ぶのはあまりにも面倒。中に入れてるシャツを取り出して、ナップザックをくちゃくちゃに丸めて「ほら小さいでしょ」ってアピールしたら
「うーんまあいいや!」
となりました。あー良かった。
その後のセキュリティチェックもエカテリンブルグとは比べ物にならないくらい厳しい。カバンの中身もじっくりチェックされて、龍角散のど飴も「これはなんだ?」と聞かれました。もしかしてスポンサーの食べ物じゃないから没収か?とヒヤッとしたけどセーフでした。ということで厳しいチェックだったけど無事問題なく通過出来ていよいよスタジアムへ。やたらと広い敷地を歩くともう既にキックオフまで40分くらいしかない。ビールと水を買って席に向かいました。

選手たちが只今アップ中

今日の席は1階最後列のコーナー席。後ろはどこかの国のテレビ局の中継ブースになってます。席に着くと既に両チームがアップをしてます。ジルー、グリーズマン、エムバペ(ムバッペとエムバペ日本ではどちらが浸透するのかな・・)はなんとなく分かる。そうこうしてるうちにスタメン発表。グリーズマンやジルーがスタメンでほっとしたけど、残念ながらエムバペはベンチスタート。キーパーもサブ。まあ、エムバペの代わりに出るデンベレの奮起を期待しよう。デンマークは、そもそも知っている選手がシュマイケルとエリクソンしかいないので戦力を落としたのかどうか分からないけど、その二人は無事スタメンでした。
スタメンは以下の通りです。
デンマーク
GK SCHMEICHEL
DF STRYGER LARSEN,KJAER,JORGENSEN,DALSGARRD
MF CHRISTENSEN,DELANEY,ERIKSEN
FW BRAITHWAITE,CORNELIUS,SISTO

フランス
GK MANDANDA
DF L.HERNANDEZ,KIMPEMBE,VARANE,SIDIBE
MF KANTE,NZONZI,LEMAR,GRIEZMANN,DEMBELE
FW GIROUD

基本的にフランスサイドの席だけど、席の右隣はイスラエル人で3、4列前にはブラジル人が数人はしゃいでいて、左側の数席先には中国人が旗を振っている状況で、両国の戦いというよりは世界のお祭りという雰囲気。

陽気なブラジル人御一行
デンマークvsフランス!

試合開始後もお互いそれなりに攻めるものの、やっぱりいまいち迫力に欠けるので前半の早い段階からウェーブとロシアコールが流れました。数列前のブラジル人で面白い兄ちゃんがいて試合そっちのけで踊りまくってる。試合があまり締まらないもんだから観客もその兄ちゃんを見て笑ってる状態。
それでもエリクソンが惜しいチャンスを迎えたあたりからややテンポが上がってきた。エムバペの代わりに出たデンベレは奮起してキレのあるフェイントからシュート。グリーズマンも綺麗な流れからシュートを放つなど、まあ世界レベルの片りんは垣間見えました。

エリクセンのCK

前半終了間際にデンマークのコーナーキックをカットしたグリーズマンが自陣から数人をかわしてすごいスピードでカウンターを仕掛けた!速いっ!!行ける!と思ったところでファールで潰されました。しかもそのフリーキックを蹴る前に前半終了。こりゃ審判も観客を楽しませる気がないな・・・。
他会場ではペルーが先制したらしく、このままいけばデンマークは負けてもグループリーグ突破が決まる。後半はますますトーンダウン。局面局面では真剣にプレーしているもののチームとしての連動が感じられない。まあフランスは1戦目、2戦目もあまりチームとしてまとまってなかったけど。70分頃にグリーズマンがお役御免でフェキルが出場。出たくてうずうずしていたのでしょう。他の選手とやる気が見るからに違う。惜しいシュートも放ってました。そうだよなあ、チームとしては消化試合でもベンチの選手は最後になるかもしれないワールドカップの舞台だもんな。全力尽くしたくなるもんだよな。続いて残り15分くらいのところでいよいよエムバペがデンベレに代わって登場!いやあ・・良かった。15分だけでもエムバペが観られて。フェキルと違ってエムバペは本来スタメン選手だけど19歳という若さのせいか性格なのか、周りの大人たちが
「怪我しないように、まあ0−0でいきましょうや」
と暗黙の合意で時間を進めている空気を全く読まずに一人でガンガン切り込んでくれる。
わー楽しい。最初から彼が見たかったよ。残り10分はフェキルとエムバペが魅せてくれたけど残念ながらゴールは生まれず。今大会初のスコアレスドロー・・。78,000人の大観衆で埋まったルジニキスタジアムはため息とブーイングに包まれました。
うーん、まあ残念だけど仕方ない。エムバペをちょっとでも見れて良かったと思うことにしよう。
試合後はフランスやデンマークのサポーター達と写真を撮って世界のお祭り気分を満喫しました。

フランスサポーター
デンマークサポーター
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フランスVSトーゴ@ケルン

2006年6月17日から6月25日までドイツワールドカップ観戦に行きました。その詳しい旅行記は旅行ブログCHANNELTRAVELにて公開中です。
以下はその旅行でフランス対トーゴを観戦した日の日記です。
試合日:2006年6月23日
大会名:2006FIFA WORLDCUP GERMANY グループリーグ3戦目
スタジアム:KOLN RheinEnergie Stadion
対戦カード:TOGOvsFRANCE
日本代表のワールドカップも終わり、僕の旅行も残すところあとわずか。今日は電車でケルンに行くことにした。実はケルンは小学5年生の時に遊びに行ったことがある。その時はドイツに3週間程滞在してオランダベルギーとか色々なところに行ったんだけど、小学生の僕にはなんと言ってもケルンの大聖堂のとてつもない大きさが一番衝撃的だった。あれから20年。当時もの凄いインパクトを僕に与えたケルンの大聖堂を、大人になったこの目で見てみたかった。
ボーフムから電車でおよそ1時間ケルンの駅に着いて駅から出るといきなりそれは目の前に立ちはだかる。ああ、これだ。やっぱりデケー!微妙に記憶の中の大聖堂よりも小さく感じるのはやはり思い出が20年の月日を経て美化されてるからだろう・・・多分。中に入ってみると天井も他の教会と比べてやたら高い。・・でもなんだか大きすぎてちょっと大味な感じだ。荘厳さにかけるというか。ヴァチカンのサンピエトロも相当大きかったけど、あそこの荘厳さはハンパじゃない。何が違うんだろう。ゴシックとルネッサンス・バロックの違いだろうか。まあゴシックとルネッサンスの違いとか意味とか全然しりませんが・・・。

ケルンの大聖堂へ向かって
ともかくあんまり自覚したくないけど幼い頃の良き思い出が少なからず崩れたようだ。こんな感じだっけ?という違和感があった。でも気を取り直して20年前は何故か断念した南塔のらせん階段登りに挑戦。ブレーメンの聖ペトリ大聖堂よりも高いだろうから覚悟して登ったけど、これまた意外にもあっさり頂上まで登れた。多分ブレーメンの方が辛かったと思う。おそらく聖ペトリは螺旋階段が狭かったので登りづらくて疲れたんじゃないかな。ともかくここでもやや拍子抜けだったケルンの大聖堂。今回の旅行の観光で最も期待してたスポットなのにちょっと残念な印象は拭えなかった。
大聖堂の後はぶらっと繁華街を歩いてショッピングしたけど、Tは体調がすぐれずボーフムのホテルに先に帰ることになった。一人になった僕は思いっきりベタな観光をしてやろうと思い、とりあえずライン川沿いのレストランでソーセージとビールを注文。ビールは日本でもあまり飲まないから、ドイツビールが美味しいのか不味いのかもよく分からなかったけど、暑くて喉も乾いてたからとりあえず美味しかった。ソーセージはニュルンベルクで食べたような小さいやつじゃなくて30センチくらいありそうなバカでかいやつ。
これはこれで凄く美味しいんだけど、ニュルンベルクソーセージの方が圧倒的に美味しかった。あれもう一回食べたかったなあ。
昼食後はライン川クルーズ。6.2ユーロで1時間くらい遊覧してくれる。はっきり言ってなんも見所なんてないんだけど、ちょとウトウトしながらケルンの街をゆっくり眺められて楽しかった。クルーズから戻るともう17時頃だったので、駄目元で駅前に向かった。
何が駄目元かというと、今日この街で行われるフランス対トーゴの試合のチケット入手だ。もともと日本代表の試合を2試合見られただけでも満足だったので、今日の試合はもし安価で手に入れば見たいという程度だった。とりあえず紙に大きく「I NEED A TICKET」と書いて駅前に立ってみた。すぐに何人かダフ屋が来たので値段を聞くと、みんなおおよそ200〜250ユーロ。まだ試合開始4時間前だから粘ればもっと下がるだろう。ということで希望価格を100ユーロに設定して勝負に臨んだ。フランスかトーゴのサポーターが狙いめだけど、みんなチケット余ってないみたい。
なかなかチケットは入手できないけど、色んな人が声をかけてくれてチケット入手とは別の意味で楽しかった。どっかのチラシを差し出してきて「このチケットならあげる」とか「電車のチケットだったらあるよー(笑)」みたいな感じで。僕と同じくチケットを探してる人と情報交換して、少し同志のような関係が芽生えた。その人は結局黒人のダフ屋から120ユーロで手をうってたけど、そのチケットがかなりぐちゃぐちゃに折られていて、正直言ってホンモノかどうか疑わしかったので、できれば時間ギリギリになってもダフ屋から買うのはやめようと思った。すると日本人の自称旅行添乗員さんが声をかけてきた。僕が100ユーロで探してると言うと、旅行の企画でキャンセルが出たので150ユーロで入手したんだけど100ユーロで良いよ!とのこと。ラッキー!って感じで即交渉成立。最初はこっちが得したって思ったけどチケットを見るとカテゴリー3で定価45ユーロだった。150ユーロで入手したって本当かなあ?でもチケットはキレイだったしフランスフットボール協会名義だったので、安心料ということで自分を納得させた。
フランスの陽気な人々
チケットを無事入手してトーゴやフランスのサポーター達とスタジアムに向かった。サポーターの数はやっぱりフランスのほうが多い。地元ドイツの人もフランス人と騒いでたりする。BYE-BYE TOGO!って楽しげに歌ってたり、「allez les bleus, allez les bleus! 」の大合唱あり。フランス人はかなり元気だ。日本はもちろんクロアチアやブラジルよりも迫力あるな。
GOLEO
スタジアムの席はほとんど昨日のドルトムントの席と同じ位置。昨日はカテ2で今日はカテ3なのに何故??まあフランス側の席だし思ってたより良い席だったんだからどうでもいいや。今日のフランスはジダンが出場停止で不在。これまでの2試合は不甲斐ない戦いぶりで引き分けに終わってるだけにジダンがいなくなって、ガタガタに崩れるか逆に吹っ切れて良くなるかが楽しみだった。対するトーゴは正直言ってアデバヨルしか知らない。それでもアフリカ人特有の身体能力が楽しみ。
ジダンの代わりにトレゼゲを入れたフランスは4−4−2の布陣。中盤は4人といってもリベリとマルダはサイドに開いているので真ん中はヴィエラとマケレレの二人しかいない。日本で言えば真ん中にヒデと稲本しかいないようなもんだ。おいおい大丈夫かよって思ったけど、大丈夫なんだよねー。とにかく凄いのよこのヴィエラとマケレレが。真ん中がしっかりしてるおかげでサイドは分厚い攻撃が出来る。サニョルとシルベストルは敵陣深くまで上がることはあまりないけど前のマルダとリベリと連携を図って攻める。中でもリベリは最高だった。ワールドカップまでリベリのことは知らなかったけど、今日の試合で彼が一番の驚きだった。前半と後半に一回ずつ決定機を思いっきり外したけど、ヤナギザーワと違って気持ちのいい外しっぷりだ。まあ僕は当事者じゃないからそんなに悠長でいられるのかも知れんけど。前半は圧倒的にフランスが攻め込んだ。トーゴも時折するどいカウンターから迫力だけはある枠外シュートを放ってたけど、両チーム無得点で前半終了。フランスはこの試合2点差以上で勝たないと上に進めない可能性があるから、少し焦りがあるのか?でもこのまま行けば2点は入るだろう。
アンリのゴール!
後半もフランスペース。リベリがこの日一番の決定機を外すと嫌なムードも漂ったけど、その後リベリからのパスをヴィエラが決めてフランス先制!その5分後くらいにまたしてもヴィエラのヘディングの落しをアンリが決めて2−0。これで試合は実質的に終了。個人的には生アンリのゴールを見られたのが一番嬉しかったけど、客観的に見ればなんと言ってもヴィエラでしょう。攻めも守りもこの人が要。いたるところにヴィエラが顔を出してた。はっきり言ってジダンがいる時よりも良いチームだと思った。トレゼゲはノーゴールだったけどかなり効いてたし。こりゃ決勝トーナメントはジダンの出場停止が解けても、ジダン抜きでいくかもなー、なんて思ってました。この時はね。ジダンが見れなくて残念どころかいないからこそ良い試合が見れたなんて思ってた。
・・・完全に間違いでした。
今、思えばどう考えてもジダン見たかったー。悔しー。
ワールドカップよさようなら
これで僕のドイツワールドカップ観戦はおしまい。日本が敗退しちゃって残念な気持ちは確かにあるけど、残念な気持ちよりも参加できて良かったという気持ちの方が大きい。今までもチャンピオンズリーグ決勝とかユーロ準決勝を観戦して、とても感動したり興奮したりしたけど、そこにはいつも自分は「部外者」だという感覚があった。でも今回のワールドカップは「当事者」として地球最大のお祭りに参加できた。日本の試合内容はユーロやCLとは比べ物にならないし、結果も酷いものだけど、当事者だけが感じることができる、PKをとられた時の緊張感やゴールの時の興奮はたまらないものがある。それに日本のユニホームを着て街を歩けば、たくさんの人がウェルカムな雰囲気で接してくれる。これは日本がワールドカップに出場してるからこそ体験できるんだ。4年後に今回よりも良い成績を残せるように努力することも大事だけど、まずはこの素晴らしき祭典に参加できるように頑張ろうじゃないかってつくづくそう思った。4年後南アフリカに行く勇気は僕にはないけど、是非とも出場できるように頑張ってほしいね!
試合終了後電車に乗ってボーフムに着くともう25時過ぎだった。いよいよドイツ滞在最終日だ。

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FIFA CONFEDERATIONS CUP FINAL!

KING KAZUは出なかったけど・・・
コンフェデレーションズカップ決勝に行ってきました。対戦カードは日本対フランス!!FIFA主催の大会で日本のA代表が決勝に進んだのは初めてだそうな。結果は残念ながら0ー1で日本の負け。スタジアムに着くまでは割と冷静にフランスが勝つだろうな、なんて思ってましたが、応援してるうちに「絶対に日本が勝つ!」としか思えなくなりました。W杯はチケットが外れてしまったのでプレW杯で我慢です。

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