2006年6月17日から6月25日までドイツワールドカップ観戦に行きました。その詳しい旅行記は旅行ブログCHANNELTRAVELにて公開中です。
以下はその旅行の最終日の日記です。
いよいよドイツ最終日。夕方の飛行機で日本へ帰る。今日は朝起きてホテルに荷物を預けてドルトムントへ。おとといは車でスタジアムに行ったのでドルトムントの街を見ていなかったから一目見ておきたかった。広場のカフェで朝食に食べたベーグルが、とても美味しかった。表面はパリパリ中はふっくら。さすが本場のベーグルって思ったけど、ベーグルはドイツが本場じゃないか。朝食を食べて街のスポーツショップでお土産のW杯公式試合球チームガイスト(のレプリカ)を購入。敗退が決まった日本のユニホームも35ユーロで安売りされてたけど、Oサイズしかなかったので断念。今回のユニホームはデザインが受け入れられているのか、結構ドイツ人も日本のユニホームやジャージを着ている人が多くてちょっと嬉しかった。あるいは親善試合でドイツと善戦したから認めてくれたのかな?
そうこうしてるともうお昼が近かったのでTとドルトムントの駅で別れた。Tはこれからブレーメンに戻って夕方のドイツ対スウェーデンを観戦するとのこと。ニュルンベルクの街で待ち合わせて、ドルトムントの駅で「またね」って感じでさらっと別れる。地球が俺たちの庭だぜって感じがかっこいいね。
フランクフルトに着くとテレビが設置してあるところは全て人だかりが出来ていた。覗いてみるとスコアは2-0でドイツリード。やっぱりさっきのアナウンスは得点経過だったみたい。でもなんだかテレビを見てる人たちの表情が険しい。なんでだろって画面を見てみるとなんとスウェーデンのラーションがPKを蹴る直前だった。みんな固唾をのんで見守ってる中、ラーションが蹴った。ボールは枠を外れる。空港中大騒ぎ。いやー最後の最後までワールドカップだなー。
フランクフルトから成田への道のりはほとんど寝てたけど、映画は一本だけ見た。それは「レアル・ザ・ムービー」。やっぱりワールドカップから帰ってくるお客さんの為に用意したんだろうね。その心配りは嬉しかったんだけど、映画の内容は最悪。期待してたような舞台裏満載のドキュメンタリーじゃなくて、世界中のサッカーにまつわるちょっとした物語がオムニバス形式で展開してその主人公がみんなレアルのファンっていうのが主なあら筋。日本も出てくるけどバカっぽく描かれてます。睡魔と闘って見たのに最後の最後までつまらなかった。やや気落ちした後、機内に置いてあった日本の新聞を読んで、ブラジル戦の後中田英寿が泣いていたことを知った。そして次の代表監督はオシムが最有力候補だということも。もう既にドイツワールドカップは過去のものになりつつあり、南アフリカワールドカップへの道を切り開こうとしてる。これからの4年間がまた楽しみだ。
フランスVSトーゴ@ケルン
2006年6月17日から6月25日までドイツワールドカップ観戦に行きました。その詳しい旅行記は旅行ブログCHANNELTRAVELにて公開中です。
以下はその旅行でフランス対トーゴを観戦した日の日記です。
試合日:2006年6月23日
大会名:2006FIFA WORLDCUP GERMANY グループリーグ3戦目
スタジアム:KOLN RheinEnergie Stadion
対戦カード:TOGOvsFRANCE
日本代表のワールドカップも終わり、僕の旅行も残すところあとわずか。今日は電車でケルンに行くことにした。実はケルンは小学5年生の時に遊びに行ったことがある。その時はドイツに3週間程滞在してオランダベルギーとか色々なところに行ったんだけど、小学生の僕にはなんと言ってもケルンの大聖堂のとてつもない大きさが一番衝撃的だった。あれから20年。当時もの凄いインパクトを僕に与えたケルンの大聖堂を、大人になったこの目で見てみたかった。
ボーフムから電車でおよそ1時間ケルンの駅に着いて駅から出るといきなりそれは目の前に立ちはだかる。ああ、これだ。やっぱりデケー!微妙に記憶の中の大聖堂よりも小さく感じるのはやはり思い出が20年の月日を経て美化されてるからだろう・・・多分。中に入ってみると天井も他の教会と比べてやたら高い。・・でもなんだか大きすぎてちょっと大味な感じだ。荘厳さにかけるというか。ヴァチカンのサンピエトロも相当大きかったけど、あそこの荘厳さはハンパじゃない。何が違うんだろう。ゴシックとルネッサンス・バロックの違いだろうか。まあゴシックとルネッサンスの違いとか意味とか全然しりませんが・・・。
大聖堂の後はぶらっと繁華街を歩いてショッピングしたけど、Tは体調がすぐれずボーフムのホテルに先に帰ることになった。一人になった僕は思いっきりベタな観光をしてやろうと思い、とりあえずライン川沿いのレストランでソーセージとビールを注文。ビールは日本でもあまり飲まないから、ドイツビールが美味しいのか不味いのかもよく分からなかったけど、暑くて喉も乾いてたからとりあえず美味しかった。ソーセージはニュルンベルクで食べたような小さいやつじゃなくて30センチくらいありそうなバカでかいやつ。
これはこれで凄く美味しいんだけど、ニュルンベルクソーセージの方が圧倒的に美味しかった。あれもう一回食べたかったなあ。
昼食後はライン川クルーズ。6.2ユーロで1時間くらい遊覧してくれる。はっきり言ってなんも見所なんてないんだけど、ちょとウトウトしながらケルンの街をゆっくり眺められて楽しかった。クルーズから戻るともう17時頃だったので、駄目元で駅前に向かった。
何が駄目元かというと、今日この街で行われるフランス対トーゴの試合のチケット入手だ。もともと日本代表の試合を2試合見られただけでも満足だったので、今日の試合はもし安価で手に入れば見たいという程度だった。とりあえず紙に大きく「I NEED A TICKET」と書いて駅前に立ってみた。すぐに何人かダフ屋が来たので値段を聞くと、みんなおおよそ200〜250ユーロ。まだ試合開始4時間前だから粘ればもっと下がるだろう。ということで希望価格を100ユーロに設定して勝負に臨んだ。フランスかトーゴのサポーターが狙いめだけど、みんなチケット余ってないみたい。
なかなかチケットは入手できないけど、色んな人が声をかけてくれてチケット入手とは別の意味で楽しかった。どっかのチラシを差し出してきて「このチケットならあげる」とか「電車のチケットだったらあるよー(笑)」みたいな感じで。僕と同じくチケットを探してる人と情報交換して、少し同志のような関係が芽生えた。その人は結局黒人のダフ屋から120ユーロで手をうってたけど、そのチケットがかなりぐちゃぐちゃに折られていて、正直言ってホンモノかどうか疑わしかったので、できれば時間ギリギリになってもダフ屋から買うのはやめようと思った。すると日本人の自称旅行添乗員さんが声をかけてきた。僕が100ユーロで探してると言うと、旅行の企画でキャンセルが出たので150ユーロで入手したんだけど100ユーロで良いよ!とのこと。ラッキー!って感じで即交渉成立。最初はこっちが得したって思ったけどチケットを見るとカテゴリー3で定価45ユーロだった。150ユーロで入手したって本当かなあ?でもチケットはキレイだったしフランスフットボール協会名義だったので、安心料ということで自分を納得させた。
ジダンの代わりにトレゼゲを入れたフランスは4−4−2の布陣。中盤は4人といってもリベリとマルダはサイドに開いているので真ん中はヴィエラとマケレレの二人しかいない。日本で言えば真ん中にヒデと稲本しかいないようなもんだ。おいおい大丈夫かよって思ったけど、大丈夫なんだよねー。とにかく凄いのよこのヴィエラとマケレレが。真ん中がしっかりしてるおかげでサイドは分厚い攻撃が出来る。サニョルとシルベストルは敵陣深くまで上がることはあまりないけど前のマルダとリベリと連携を図って攻める。中でもリベリは最高だった。ワールドカップまでリベリのことは知らなかったけど、今日の試合で彼が一番の驚きだった。前半と後半に一回ずつ決定機を思いっきり外したけど、ヤナギザーワと違って気持ちのいい外しっぷりだ。まあ僕は当事者じゃないからそんなに悠長でいられるのかも知れんけど。前半は圧倒的にフランスが攻め込んだ。トーゴも時折するどいカウンターから迫力だけはある枠外シュートを放ってたけど、両チーム無得点で前半終了。フランスはこの試合2点差以上で勝たないと上に進めない可能性があるから、少し焦りがあるのか?でもこのまま行けば2点は入るだろう。
・・・完全に間違いでした。
今、思えばどう考えてもジダン見たかったー。悔しー。
試合終了後電車に乗ってボーフムに着くともう25時過ぎだった。いよいよドイツ滞在最終日だ。
日本vsブラジル@ドルトムント
2006年6月17日から6月25日までドイツワールドカップ観戦に行きました。その詳しい旅行記は旅行ブログCHANNELTRAVELにて公開中です。
以下はその旅行で日本対ブラジルを観戦した日の日記です。
試合日:2006年6月22日
大会名:2006FIFA WORLDCUP GERMANY グループリーグ3戦目
スタジアム:DORTMUND Westfalenstadion
対戦カード:JAPANvsBRAZIL
いよいよブラジル戦の日。2点差以上で勝たなきゃいけないという絶望的な状況だけど、我らが日本代表がワールドカップの舞台であのサッカー王国にどれだけやれるのかを楽しみたい。
気がつくともう出発の時間が迫ってたので、ホテルに戻ることにした。今日もAUTO BAHNを使って約3時間の旅。途中AUTO BAHNでは何故か馬を積んだ車をたくさん見かけた。どこかでレースでもやるのか??どう見ても個人所有って感じだけど、そんなに金持ちなのかい、ドイツの人は?
今日から2泊するホテルはドルトムントから電車で10分くらいのボーフムという街の中央駅に隣接してるホテル。ホテルに到着したのは16時ちょっと前でまさにイタリアvsチェコが始まる直前。ナイスタイミングだ。今大会一番期待してたチェコとイタリアが予想外に苦しんで、この試合負けたほうが決勝トーナメントに進出できない。結果はイタリアが2−0で勝利。ネドベドは輝いてたけど残念ながらチェコ敗退。あのチェコが上に行けないなんてホントに厳しい大会だ。これからあと数時間で日本にも審判がくだされる。髪の毛ほどの可能性(bv ZICO)にかけて頑張るぜ!
「ジーコ!玉田替えろ!」
・・・その後に玉田がやってのけることも知らずに。お恥ずかしい限りです。前半30分過ぎ。日本時間だと早朝4時30分くらい?もの凄い歓喜の瞬間が訪れた。我らがレッズのアレックスの華麗なアシストから玉田がゴール!!スタジアム中に響く歓声。ジーコが言ってたわずかな髪の毛が全て逆立つほど興奮した。日本代表史上、岡野のVゴールの次に重要なゴールだ。玉田さんさっきはボロカス言ってほんとに申し訳ない。直接会う機会があったら謝りたいよ。今大会の全ゴールの中でも10本の指に入るかもしれないビューティフルゴール。最高!あと1点!なんだかブラジル元気がないようだし、もしかしてジーコがパレイラに電話してくれたのかな?なんて淡い期待を抱いてしまった。出来レースで2−0で日本が勝つんじゃないかと。
後半が始まると日本はますます防戦一方に。期待の俊輔はどこにいるかもわからない状況。中田も稲本も必死に守るけど、あっさりかわされていく。ウチの坪井さんも残念ながら自慢のスピードですら勝負にならない。カカがあんなに速いとは。ロビーニョがあんなにゴツイとは。ブラジルのテクニックはテレビで見るよりも遥かに凄かった。そしてジュニーニョが得意の揺れるミドルシュートを突き刺すと日本は2点差勝利どころか引き分けも厳しい状況に持ち込まれた。ゴールにこそならなかったもののロナウジーニョとロナウドの華麗なワンツーからロナウドがシュートしたシーンでは不覚にも
「あれなら殺されても良い」
って思った。相手サポーターをも魅了しちゃうサッカー。それがブラジルサッカーなんだな。その後ジウベルトに決められ1−3となると巻と高原が交代。巻は交代する時にすっかり意気消沈したチームメイトとサポーターを必死に煽ってピッチを去って行った。この気持ちだよ、日本が一番必要としてたのは。極端なことを言えば負けたっていい。ブラジルに負けて怒るやつはいないよ。気持ちを出して必死に戦えばいいじゃん。クライフが言うところの
「勝つ時は内容は問わないが、負ける時は美しく」
だ。まあ、がむしゃらにやることが美しいかどうかは別として、もっとチーム一丸となって必死になってほしかった。最後にロナウドがワールドカップ通算ゴール14点となる4点目を決める。これでロナウドはワールドカップ史上最多得点タイとなった。一応貴重な瞬間だったのかな。3点差をつけたブラジルは余裕のキーパー交代。もう屈辱以外のなにものでもないね。前半はもしかしてわざと負けてくれるのかなんて考えてたのに。参りました。
日本のワールドカップ挑戦は残念ながらというか予想通りというかグループリーグ敗退という結果になったけど、やっぱり日本みたいに強くない国は100%の準備をしてチームが結束しないと駄目だという教訓を得たんじゃないかな。ドーハ、フランス、日韓の頃と比べてチームとしての一体感は今回のチームが一番劣ってた。気持ちだけじゃ勝てないけど、気持ちがなかったら絶対勝てないよ!!4年後はもっと厳しくなるけど頑張れ!!
日本vsクロアチア@ニュルンベルク
2006年6月17日から6月25日までドイツワールドカップ観戦に行きました。その詳しい旅行記は旅行ブログCHANNELTRAVELにて公開中です。
以下はその旅行で日本対クロアチアを観戦した日の日記です。
試合日:2006年6月18日
大会名:2006FIFA WORLDCUP GERMANY グループリーグ2戦目
スタジアム:NURNBERG Frankenstadion
対戦カード:JAPANvsCROATIA
朝5時30分起床。このZLEEP HOTELは空港にほど近いホテルだけあって、朝の5時から朝食が食べられる。安いホテルなんで質素な朝食だけど、それでもチーズとパンがおいしい。ヨーロッパは乳製品とパンはどこでもおいしいよなー。空港で早めにチェックインして免税店をみながらぶらぶらしてると、HOTELで見かけた黒人グループとばったり会って、むこうも僕を覚えてたらしく挨拶してきた。
外人のこういうフレンドリーなところが大好きだ。今回はお祭りに行くんだしいっぱいいろんな国の人と話そう。この黒人さんはナイジェリア人だそうだ。思わずワールドカップに行くの?って聞いちゃったけど、ナイジェリアは今回出場していないことを思い出し、「ああ、ごめんね」って謝った。でもあちらさんはイマイチ何がごめんねなのか分かってない感じだった。
ニュルンベルクへの飛行機では隣が日本人で色々情報交換させてもらった。その人はマルメにお姉さんが住んでいてマルメをベースにして日本戦を3試合見るんだそうだ。オーストラリア戦の悲劇の体験者の話を聞いていると、だんだんアガってきた。いよいよ今日はクロアチア戦なんだ。
ともかく海外での待ち合わせってドキドキも大きいけど、会えた時は妙に嬉しいね。昨日は一人で異国の夜を過ごしただけに余計に嬉しかった。余談だけど、Tに会う直前に大杉蓮とすれ違った。周りに誰もいなかったので写真頼もうかと思ったけど、待ち合わせがあったからスルーしちゃった。もったいない。
Tと会ってからまずはSMILE HOTELへ。このホテルは入り口が雑居ビルみたいな感じでビビったけど、部屋はとてもきれいで大きくて、40歳くらいの夫婦が経営しているアットホームな良いホテルだった。今回の旅行で5カ所のホテルに泊まったけどこのSMILE HOTELが一番良かったな。Tは中学卒業後ブレーメンにサッカー留学してたのでドイツ語がペラペラ。おかげでホテルのロビーで会ったドイツ人とホテルの親父さんとコミュニケーションがとれた。ロビーで会ったドイツ人家族は何故か日本の国旗を持っていて、今日のクロアチア戦を家族で見に行くんだそうだ。親父さんは鉄鋼会社に勤めていて何回か日本にも来たことがあって新日鉄だか日新製鋼だかの大分の工場にも行ったことがあるそうだ。だから今日は日本を応援してくれるとのこと息子さんも「ヤーパン、ヤーパン」言ってくれてる。素直に嬉しいね。
ホテルを出ると玄関のところでクロアチアサポーターの大群に遭遇。僕も日本サポーター丸出しのかっこうをしてたから、サポーターの一人が近づいてきてユニホーム交換を求めてきた。こっちのユニは2002年のオフィシャルもの。対するむこうさんはみるからにバッタもん。どう考えても割に合わないので、マフラー交換することになった。
そのマフラーも随分質に差があったけどまあいいか、って歩き出した途端に思い出した。あのマフラーは友達の結婚式で引き出物にもらったものだった。マズイマズイ。たった今知り合ったばかりのどこの馬の骨ともわからないクロアチア人にあげちゃうわけにはいかない。 すぐに引き返して、日本でもらったバンダナとマフラーを交換してもらうように頼んだ。先方は相当日本マフラーが気に入ったようで、渋っていたうえに酔っぱらってたので「誰かほかの奴からもらえばいいじゃないか」とかありえないこと言ってたけど、しつこく食い下がって返してもらった。大事なものを簡単に渡しちゃうなんてよっぽど興奮してたんだな。反省。 まだキックオフまで3時間以上あったけどトラムに乗ってフランケンシュタディオンへ向かった。
ファンというわけじゃないんだけどとりあえず写真を撮りにいくと、スタッフが邪魔くさそうに取り囲んで「写真撮らないで!!」と怒ってる。はああ?そんなの無理だろ。日本人がいっぱい休んでるところに乗り込んできて写真撮るなだあ?だったらこんなとこ来んな。レポートなんてVIPしか行けないところでいくらでも出来るでしょ。なんかちょっと嫌な気分になったけど、重要な試合の前だけにすぐにどうでもよくなった。周りの日本人も結構冷めるの早かったみたい。まあSMAPファンとドイツまでサッカー見に来るファンはかぶってないんだろうな。
キックオフ2時間前にスタジアムに入ったけど、セキュリティチェックでちょっとしたトラブルが。なんとさっきクロアチアサポーターにもらったマフラーにビール会社のロゴが入っているから持ち込み禁止とのこと。じゃあカバンにしまって外に出さないようにするよって言ったのに、問答無用でゴミ箱に捨てられちゃいました。ええええ、ありえねー。人の思い出あっさり捨てるなよ。お前はゲシュタポか。SMAPに引き続きまたしてもテンションが下がったけど、なにしろ今日はワールドカップ!こんなことで負けちゃいけない。アゲていくぜ!
なんかまずい雰囲気が続いた20分頃キャプテン宮本が痛恨のPKを与えてしまう。でもこの時はまだ絶望的な気分にはならずに50%くらいは止めてくれるんじゃないかって思ってた。なぜなら日本のキーパーは大舞台に強い川口だから。川口ってJリーグで対戦する時は全然怖くないのね。はっきり言っていつでも点穫っちゃうよって感じだ。でも日本代表のしかもアジアカップとかオリンピックとかになると妙に頼もしいんだよね。で、もちろん結果はみなさんもご存知の通り見事PKストップ!しかもスルナのシュートはかなり良いコースだったのに。やっぱり川口スゲー。その後加地からのバックパスの処理をミスってあわや失点の大チョンボをしてたけど、それでもまだ許す。君が前半のヒーローだ。
前半も30分過ぎになると両チーム疲れが見えだした。この暑さだとしょうがないな。特に福西がつらそうに見えた。福西はオーストラリア戦でも体力的につらそうだったけど、今日も一発でクラニチャルにかわされるシーンが目立った。
稲本出せばいいのになーって思ったら、後半の頭から出てきましたよ。ミスターワールドカップ稲本!奴が出てくるとなんか勝てそうだ。クロアチアもバテバテだ。すると後半5分頃に日本のビッグチャンスが!加地が高原とのワンツーで抜け出して中へシュート気味のパスを折り返す。そこに待っていたのは骨折から奇跡の復活を遂げ、久保は落選したというのにジーコからの信頼が厚く見事ドイツ行きメンバーに滑り込んだ柳沢!!行けー!!・・・あ、外した。おおお、決めてくれよお。って思ったけど、実は現地で見てると加地のボールがかなりシュートみたいな強いボールだったので、ちょっと合わせるのは難しかったかな?って大目に見てた。でも日本に帰ってからビデオを見直したらとんでもないビッグチャンスだったな。今更だけどあれは決めてくれ。今からあのニュルンベルクのスタジアムに戻って柳沢に罵声を浴びせたいくらいだ。
このプレーでさすがのジーコも堪忍袋の緒が切れたのか、柳沢が玉田と交代。クロアチアもバテバテだったので良い交代だと思ったけど、どうにもこうにも玉田はビビってるみたいだった。終了間際にアレックスがペナルティエリア内に切り込んでいったときも相手ディフェンダーの後ろに隠れてた。そうじゃなくて飛び込みなさいよ、あなた。点穫りたいんでしょ!ということで両チームどうしても勝ち点3が欲しかった試合で引き分けてしまった。でも正直言って負けなくて良かったというのも本音だ。いくらワールドカップのブラジル戦とはいえ可能性を残して戦うのと消化試合になるのでは雲泥の差だからねえ。しかも欧州予選を1位で通過した国との引き分けはすごく価値があると思う。それだけに初戦が悔やまれる。まあ振り返ってもしょうがない。3戦目まで楽しめる幸せをかみしめよう。
その後何故か、キルトを着たスコットランド人二人組に遭遇。スコットランドは今回出場してないけど、やっぱりワールドカップに来たらしい。二人はけっこう出来上がっていてこれから一緒に飲みに行こうって感じだったけど、丁重に辞退。酔っぱらいの外国人相手にできるほど、こっちも海外慣れしてないしね。でもこれがワールドカップだよなー。4年前は日本でもこういう場所を提供できてたんだろうか?こういう雰囲気を体験するともう一回日本でワールドカップやりたくなる。次はもっと良い大会に出来るはずだ。
その後もぷらぷら街を歩いたけど、もうお店もほとんど閉まってたし、1日の疲れもあったのでホテルでフランス対韓国を観戦。韓国は脅威の粘りでなんとフランスと1−1のドロー。韓国って4年前は日本がトルコに負けた日にイタリアに勝ったし、オーストラリアに逆転負けした次の日にトーゴに逆転勝ちして、クロアチアと悶々としたスコアレスドローの後にフランスと劇的な同点劇を演じる。ほんといっつも日本のちょっと上を行くのな。うらやましいよ。早くその位置に行きたい。