2025年3月にイタリアのトリノからドイツのフランクフルトに引っ越しました。
ということでこれからはブンデスリーガの観戦が増えるのではないかと思います。(まだ来たばかりなのでセリエAのほうが大いに関心がありますが)
フランクフルトにはアイントラハト・フランクフルトという長谷部や鎌田が所属したチームがあるので早速試合観戦に行ってきました。
約6万人のキャパのスタジアムだけど、熱心なファンが多くほとんどの席がシーズンチケットで売れてしまっているので、当日都合が悪くなった人がリセールしたチケットを買います。なので連番で買うのはかなり難しい。
奥さんはもうドイツではサッカーは見に行かないと頑なに宣言しているので、ひとまず今回は一人で行くことにしました。
当日の朝に公式サイトを見ているとポロポロと席が出る。でも同じように当日券を狙ってる人が多数いるようであっと言う間に売れてしまいます。まあそれでも5分くらい待っていたら無事に買うことができました。バックスタンドの中央。なかなか良い席。それだけにお値段も72ユーロとそこそこ高い。
キックオフ18:30の1時間前くらいに着くように家を出る。フランクフルトのスタジアムは街の中心地からも近くて電車に乗る時間は10分程度。しかも試合のチケットに当日の公共交通機関の乗車チケットも付いてくるのでタダでいけます。
Taunusanlageという駅で電車に乗ると電車はファンでぎゅうぎゅう。まるで試合後の電車みたい。ちょうどファンがスタジアムに向かうピークタイムだったのだろうか。
しかもこのぎゅうぎゅうの電車の中でビールを飲んでる人多数。ドイツがビールの国というのは分かるけどさすがに早過ぎないか?
夜に気温が下がることを見越して厚着をしたので車内がとても暑い・・。10分かそこいらなのにとても長く感じました。
最寄駅に降りて10分ちょっと歩いてスタジアムへ。道中もビールやホットドックの屋台があってみんな飲みまくってる。イタリアでもビールを飲んでいる人はいるけどここまで多くない。
そして若者や女性が少なく、おじさん、お爺さんが多め。爽やかな雰囲気は無く殺伐とした競馬場のような雰囲気で気分はあまり良くない。
スタジアムに到着。簡単なボディチェックを受けて、QRコードのチケットをかざして入場完了。セリエAと比べると身分証チェックもないし、金属探知機も無いし至って簡単。そういえばリーグアンもプレミアリーグも身分証チェックはなかった気がする。セリエAだけ特別厳しいんだな。
まずは席へ。わかっちゃいたけどバックスタンドど真ん中の席で非常に見やすそう。
一旦席を確認してから夕食を買いに。当然ホットドック。飲み物はカップ代が2ユーロで返却すると返金してもらえます。
ソーセージはEUROの時に食べたソーセージが激ウマだったのでそれを期待したのだけど、イマイチだった。不味くは無いけどEUROのソーセージが良かったな。名前覚えてないけど。
18時からユベントスが試合をしているのでDAZNでユベントスの試合をチェックしつつ、両チームのスタメンをチェック。おお!ゲッツェがいるのか。知らなかった。でも残りの選手は全然知らない選手ばかり。シュツットガルトはチェイス・アンリもいない。
試合前にアイントラハトのアンセム。ドイツ民謡って感じで良い歌だ。
ゴール裏は立ち見席で熱いファンたちの居場所。一斉にマフラーを掲げる。そうかアイントラハト・フランクフルトのチームカラーもビアンコネロなのか。ユニホームに入ってる赤はどこ行った?
凄い迫力。規模や熱量は違うけどJリーグを思い出した。ファンというよりもサポーター。一人一人がチームを支えているという意識でスタジアムに来てる。試合を楽しみにくるというよりチームを支えている。イタリアのウルトラスも支えているといえばそうなんだけど、もっと俺を満足させやがれみたいでやや上から目線。Jリーグやブンデスリーガは下から支える感じ。
マフラーもほとんどの人が真面目にちゃんと掲げる。イタリアはもっと個人主義な感じ。イングランドはリーダー不在で自然発生的にサポートしてた印象。旗とかマフラーのビジュアルではなく声(サウンド)でサポートする感じ。フランス(リヨンとモナコ)はどうだったか覚えてないなー。サポーターの雰囲気の違いを比べるのも面白いな。
試合前の発煙筒は圧巻でした。そこまでいくともうそれは火事だろうと。
さて試合。序盤はシュツットガルトが攻めて良いチャンスを何度か作り出す。でも前半の中盤あたりからアイントラハトがペースを握って何度もゴールを脅かす。中でも11番のCFのEkitikéという選手がかなり良かった。ボールは収まるし、しなやかなテクニックはあるし、長身でフィジカルも強い。コロムアニは昔アイントラハトにいたのだけど、タイプが似てる。同じサッカーコンセプトを継続しているのかな?
ちなみにEkitikéもコロムアニと同じフランスの選手。まだ代表じゃ無いみたいだけどその内呼ばれると思う。まあフランスはいい選手が多いから激戦だろうけど。
あとはDFのTheateとKristensenが攻守に渡って活躍してました。Götzeも攻撃の中心になってたな。
前半は0-0で終了。ハーフタイムにトイレに行くと酔っぱらった兄ちゃんに陽気に絡まれた。陽気な感じだったから問題なかったけど、酔っ払いに絡まれるなんてイタリアでは一度も無かったので、ちょっと気をつけたほうが良いような気がする。負け試合の時とかリスクがあるかも。
後半もアイントラハトペースだけど点が取れない。そんな中シュツットガルトの選手が決定機を阻止してレッドカードで退場。相手が一人少なくなってますます攻める。
その流れの中で、シュートのこぼれ球を詰めたゲッツェがゴール!さすが!勝負強い。
ゴール後のアナウンスはアイントラハト!とコールされて、サポーターがアイン!(1)と叫ぶ。その後シュツットガルト!のコールがあって、サポーターがヌル!(0)と返して、マリオ!ゲッツェ!のコールアンドレスポンス。
これ例えば2点先行されてて1-2にした時のコールはどうするんだろうか?シュツットガルト!ツバイ!(2)とか叫ぶの?
まあともあれこのゴールが決勝点となって1-0でアイントラハト・フランクフルトが勝利!試合後多くの選手が倒れ込んでました。全力出し切った感じでとても良かった。
試合が終わってもファンは席に残っていて帰る人は少ない。多分選手がスタンドに挨拶に来るのを迎えるのだろう。僕も初めての試合観戦だったから残ろうかと思ったけど、行きの混雑列車を思い出して、混む前に帰ろうってことで早々にスタジアムを出ました。
おかげで帰りは座って空いた電車で帰れた。試合終了後すぐにスタジアムを出ればスムーズに帰れるようだ。
初めてのブンデスリーガは満足でした。
Tor: Mario Götze
Eintracht Frankfurt:
Kaua Santos,
Tuta, Robin Koch, Arthur Theate, Rasmus Kristensen,
Hugo Larsson, Mario Götze, Nathanial Brown, Ansgar Knauff , Jean Bahoya,
Hugo Ekitiké
Substitution: Nnamdi Collins, Ellyes Skhiri , Aurele Amenda, Farès Chaïbi , Oscar Højlund
VfB Stuttgart:
Alexander Nübel
Ameen Al-Dahkil, Finn Jeltsch, Jeff Chabot , Maximilian Mittelstädt,
Atakan Karazor, Angelo Stiller, Jamie Leweling, Enzo Millot, Chris Führich
Ermedin Demirovic
Substitution:Nick Woltemade, Ramon Hendriks, Jacob Bruun Larsen, Deniz Undav, Luca Jaquez
チケット:
Jürgen-Grabowski-Tribüne(バックスタンド2階席)
Block 29L
Row 2
Seat 27
金額 72ユーロ/席
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