昨日日本出張から帰ってきて時差ボケ真っ只中だったけど、チャンピオンズリーグだし相手はディ・マリアがいるベンフィカだしどうしても行きたかったので参戦。
フライトキャンセル等で予定通り戻って来れないリスクも考慮してチケットが無駄になってもダメージが少ないように一番安いゴール裏の席にしました。
キックオフ1時間前にスタジアム到着。今日はテレビの解説でデルピエロがピッチに来てました。ユベントス史上最高のキャプテンを讃えるチャントが歌われる。デルピエロはお仕事中なのであまり反応していませんでした。
しばらくするとベンフィカの選手たちがアップに出てきた。ディ・マリアもしっかりいます!僕がトリノに来てユベントスを見るようになって、一番うまいなあと感じたのはディ・マリアとディバラ。いずれもW杯優勝メンバー。柔らかなボールタッチが大好きでした。今日は相手チームだけど楽しみ。
やっぱりウォーミングアップだけでもはっきりわかるくらい上手い。惚れ惚れする。もう少しユベントスに残ってほしかたなあ。でもとりあえず今日見られて嬉しい。
さて、今日の席ですが、なんと前から2列目。明らかに見づらいのは分かっていたけど、一度ど迫力を経験してみたかった。席に着いてみると目の前にカメラマンがいるし、ゴールの先の状況はほとんど分からないしで想像以上に見にくい。
でも迫力も想像以上。自分も一緒にピッチに立ってるみたい。なのでこの席で見たことは後悔してません。でも次は無いかな笑
臨場感あふれる席で感じたのは、相手FWがGKにかけるプレッシャーが思ってた以上に速い。
テレビだと一応コースを切っとくかみたいな感じでGKに向かって行っているように見えるシーンでもゴール裏で見てるとちょっとビビるくらいにプレッシャーが激しい。僕なら慌ててミスキックしちゃうだろうなあなんて思いながら見てました。
ただゴール裏はやはり輩が多い。南ゴール裏ほど荒くれ者感はないものの、ガラが悪い人が多い。
2列目通路側だったのだけど、ボールがこちらサイドに来てチャンスになるとみんな立って観戦する。その時に興奮した人は通路を降りて最前線のガラスの柵まで出ていく。
だいたいチャンスが去ると自分の席に戻るのだけど、後半になるとなかなか自席に戻らない人がいて1列目の人が戻ってくれと注意すると、言い合いになってガンの飛ばし合いになった。1列目の人は見た目は輩感はないのに、こんな感じで睨み合いになっちゃうんだなあと。
周りの人が止めて一旦終わり、その後終了10分前くらいに親子がやってきて「シャツください」の横断幕を掲げてきた。当然さっきの1列目の男性が文句を言う。するとなんと親(見るからにガラが悪い)が「子供が楽しみにしてるから仕方ないだろ」と言い返した。いや・・ロスタイムに入ってるならわかるけどまだ10分以上ありまっせ。流石に邪魔でしょう・・・。「子供が」とか関係ないだろう。
そもそも周りの迷惑を顧みない行動をするだけでもどうかと思うのだけど、注意されても言い返してどかないのは酷い。すると1列目の男性が怒ってその親を突き飛ばして帰って行ってしまった。
突き飛ばされた親はスチュワードに「今の見ただろ、あいつを捕まえてくれ」とアピールしてたけど、いやそもそもお前が悪い。というかまだ試合中なんだからいざこざやめてくれ。どっちもどっちだ。でも・・・1列目の人が文句を言ってくれなかったら僕にとっても邪魔だったのでそこは感謝。
と、まあやっぱりゴール裏の前の方は個性が強すぎるので外国人である僕がいくべき場所ではないと感じました。
さて、試合の方ですが、こちらはこの3年ちょっとのユベントス観戦歴で最悪。前半早々にカルルが怪我で退くとDF4枚のうち、本職のディフェンダーはガッティ1人になった。あとはロカテッリ、ウェア、マッケニーのMF組がディフェンスに入る。こんなにDFが足りてないのにDF本職でしかもキャプテンであるダニーロを放出したのは本当に意味がわからない。
ちなみに前半6分に自然発生的に拍手が起こりダニーロを讃えるチャントが歌われました。ものすごく中途半端であっという間に終わってしまったけど苦笑
生え抜きの若手も功労者もどんどん切り捨てて、選手不足のユベントス。幸運にも仕事でトリノに住むことができた僕にとってユベントスは特別なチーム(トリノFCも特別)なので、極論を言えば弱くても良い。でも生え抜きや功労者を大事にしてほしい。そういうチームであってほしいのだけど、どんどん逆の方向にいってしまってる。いや強くもないから悪いとこどりというか。今は弱くて、功労者や生え抜きを切り捨てる酷いチームだ。
チームの結束も感じられない。前半終了間際にガッティが軽率なミスをして大ピンチを招いた。その後真っケニー(今日はゲームキャプテン)が励ましに行くと「うるせー!」って感じでその手を払いのけた。そしてこのしょうもないミスに怒ったゴール裏のサポーターはチームに罵声を浴びせる。
酷い・・・。弱いし、チームワークはないし、サポーターはサポートせずヤジを飛ばす。悲しくなった。
後半はボールを持ってこっちに攻めてきたけど大した攻撃はできず、カウンターで綺麗に追加点を奪われ0-2で終了。プレーオフ進出に影響はない試合だったけど、内容が酷すぎた。
今日はディマリアとデルピエロの元ユベントスの2人が今日のハイライト。ディ・マリアは前半早々の綺麗なトラップから左足でのクロスが綺麗だったな。ピッチの上を滑るように移動する走り方も好き。先制点の後の弾けるような笑顔が僕には辛かった。この笑顔をユベントスの選手としてみたかった。
デルピエロはユベントススタジアムでちゃんと見るのは初めてかな?(遠くの貴賓席で手を振るのは見た気がする)。愛するユベントスの醜態を見てどんな気持ちだったでしょうね。何を話しているかは聞こえなかったけど表情は悲しそうでした。
JUVENTUS – BENFICA 0-2
Marcatori: 17′ Pavlidis (B), 35′ st Kokcu (B)
Juventus: Perin;
Weah, Gatti, Kalulu (16′ Locatelli), McKennie;
Douglas Luiz, Thuram (16′ st Koopmeiners);
Conceiçao, Yildiz, Mbangula (16′ st Gonzalez);
Vlahovic.
Allenatore: Thiago Motta
Benfica: Trubin;
Araujo (45’+2′ st Rego), Silva, Otamendi, Bah;
Aursnes, Florentino, Kokcu (45’+2 st Rollheiser);
Di Maria (27′ st Akturkoglu), Pavlidis (39′ st Amdouni), Schjelderup (27′ st Barreiro).
Allenatore: Lage
Arbitro: Kovacs
Ammoniti: Vlahovic (J), Otamendi (B), Bah (B)
チケット:
TRIBUNA NORD 1° ANELLO(北スタンド1階席)
SETTORE(ゾーン)109
Ingresso(入口)F
Fila(列)2
Posto(席番号)1
金額 30ユーロ/席(会員価格)
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