水曜のCLマンチェスターシティ戦から3日。最近引き分けばかりのリーグ戦に戻る。今日の相手は最下位ヴェネツィア。流石に勝ってくれるだろう・・・。が、僕は覚えています。感動のCLライプツィヒ戦勝利の次のカリアリ戦に不甲斐なく引き分けてしまったことを・・・。

サッカーはそんなに単純じゃないんですよね。ということでどことなく不安を感じながら迎えた今日の試合。気温はほぼ零度。霧が立ち込め吐く息は白く、ザ・冬のヨーロッパな夜。

支柱の先が見えないほどの霧

ヴェネツィアのことは最下位であること以外ほとんど知らないけど、ユベントスからレンタルされているニコルッシ・カヴィーリャがいます。

以前練習見学に行った時に写真を撮ってもらったので少し思い入れがある。やりすぎない程度に頑張って欲しいところ。

ニコルッシ・カヴィーリャのシュート練習

今日の席はゴール裏。チケット購入時にどういう心境でゴール裏の席を買ったのか覚えてないけど多分、ヴェネツィア戦に70とか80ユーロはちょっと高すぎるのでは?ってことで一番安いチケットを買ったんだと思う。

正直見やすさ的には全く問題ない。逆側のゴール前の攻防はよくわからないけど、試合の縦の流れが分かりやすくて良いし、こちら側のゴール前の攻防はとんでもない迫力。

サイドラインの席よりは荒い観客が多いけど、SUDのような輩感は少ない。これでサイドラインの半額以下ならかなり良いのではないでしょうか。

ただし反対側のピッチの展開がわかりにくいので10列目より後ろがいいと思う。

かなり見やすい席です(ちなみにこれは12列目)

さて試合。最初からユベントスがボール保持で押し込んでいく。そして19分にコーナーキックからガッティがゴール!これでまずは一安心。一番不安だったのがボールは持つのに点が奪えずカウンターから失点して1点を追いかける展開だったので、それは回避できた。

あとはしっかり守りを固めつつ追加点を奪えばいい。

その後も押し込むユベントスできれば前半でもう一点欲しかったけど、奪えずに1-0でハーフタイム。

後半はユベントスがこっちに攻めてきます。応援するチームが自分の方に向かってくるのは凄い迫力です。

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ど迫力でユベントスの選手たちがこちらに向かってくる

上の動画の攻撃で得たCKからイルディズがなんとヘディングでゴール!

2-0!これで勝利間違いなし!・・と思ったらハンドで取り消された。

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このイルディズのゴールはハンドで取り消されてしまいました・・・

うーん。残念。家に帰ってビデオを見たけどあれ本当にハンドかね?でも現地では「何かあったんだろう」くらいにしか思わなかった。もう随分VARにも慣れたので、ゴールしても以前のように完全に喜びきるのが難しいし、取り消されても割とすんなり受け入れられるようになった。

それが全然良いことだとは思わないけど。

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チコ(コンセイサオ)がアップを開始

ゴールが取り消されても、勝利を確信してました。まあいつか追加点を奪って2-0くらいで終わりだろうと。

でもなかなかチャンスらしいチャンスを作れない。

イルディズ行け!

そうこうしている内に、相手の攻撃でクロスからあっさり失点。今までピンチなんてほとんどなかったのに。中のDFの枚数も揃ってるように見えたけど何があったんだ?

逆側のゴールだから詳細がよく分からなかったので余計に「あっさり」失点したように見えた。

うーん・・随分状況が変わってきた。まさか失点するとは。最近引き分け続きで自信を失ってるユベントス。最下位相手に必ず勝ちたい試合なので、残り30分でゴールが「どうしても必要」な状況になってしまった。

もともと今日の攻撃はうまく行ってなかったけど、この状況でますます噛み合わなくなってきた感じがする。失点から数分後にコープマイナース(とマッケニー)を下げる。

コープマイナースはいまだに周りとの連携が悪い。パスを出しても通らないし、パスを受けるにもズレてることが多い印象。アタランタ時代のコープマイナースはどこ行った?

残り時間が10分を切っていよいよ焦り始めた時に、フリーキックからなんと2点目の失点。

・・・おいおいおいおい。勝てないどころかホームで最下位相手にリーグ戦初の黒星をつけられちゃうのか?

がむしゃらに攻めるユベントス。それでも効果的なチャンスを作り出せない。

ロスタイムは4分。あーいよいよもうダメかと諦めかけた時に相手のハンドでPK奪取!

PKを待つヴラオビッチ
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土壇場で同点に追いついた!

蹴るのはヴラオビッチ!冷静に左に流し込んだ!同点!最後もう一回攻め込め!

どうにか勝ち越しを願ったけど、最後はガッティのよく分からんフィードがゴールラインを割って試合終了。

嫌な予感は当たってしまった。まあギリギリで追いついたのはプラス材料だけど、プレミアリーグ王者のマンチェスターシティに勝ったチームと思えない。

シティにしてやったことをヴェネツィアにやられてしまった感じだな。

試合後チームがSUDに挨拶に行くとなにやら長いことティフォージと話し込んでいた。

もちろんろくなことではないでしょう。

その後NORDに来たけどヴラオビッチは拍手をしてとっととロッカールームに帰った。ガッティもそれに続き、コンセイサオとカルルも戻ろうとしたけど、ダニーロに呼び戻されて戻ってきて挨拶をしていた。

あとで知ったところによるとSUDのティフォージはヴラオビッチのことを責めたらしい。ヴラオビッチがロッカールームに戻る時には「ヴラオビッチはクソだ」とのチャントを歌ってました。

最低。今日の試合の不甲斐なさを責めるのは分かるけどヴラオビッチのせいじゃなくチーム全体の責任でしょう。

個人を攻撃するのは間違ってるよ。

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試合後のムードは最悪

イルディズとニコルッシが抱擁する姿が見えました。その後ニコルッシはヒーローインタビューへ。2点目のゴールにつながるFKを蹴ったのは彼らしい。

少しでも「ニコルッシも頑張れよ」って思った僕が悪かったのかな?

ニコルッシが残念なくらいに活躍してしまいました・・・

JUVENTUS – VENEZIA 2-2

Reti: 19′ Gatti; 61′ Ellertsson (V); 83′ Idzes (V); 95′ rig. Vlahovic

Juventus: Di Gregorio,
Savona (80′ Fagioli), Gatti, Kalulu, Danilo (86′ Locatelli);
McKennie, Thuram;
Weah (65′ Conceicao), Koopmeiners (65′ Douglas Luiz), Yildiz (86′ Nico Gonzalez);
Vlahovic.
A disposizione: Perin, Pinsoglio, Adzic, Mbangula.
Allenatore: Hugeux

Venezia: Stankovic;
Idzes, Svoboda (32′ Altare), Sverko;
Zampano, Andersen (74′ Candela), Nicolussi Caviglia, Ellertsson (Crnigoj);
Busio, Oristanio (80′ Gytkjaer);
Pohjanpalo (74′ Yeboah).
A disposizione: Joronen, Bertinato, Grandi, Haps, Schingtienne, Carboni, Doumbia, Bjarkason.
Allenatore: Di Francesco

Arbitro: Giua
Ammoniti: Zampano (V), Yeboah (V)

チケット:
TRIBUNA NORD 1° ANELLO(北スタンド1階席)
SETTORE(ゾーン)107
Ingresso(入口)F
Fila(列)12
Posto(席番号)11
金額 25ユーロ/席(会員価格)

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