イタリアvsオールブラックス!

ユベントススタジアムで初めてラグビーの試合が行われる!しかもイタリア代表対オールブラックス!

これは行くしかないってことで早々にチケット購入。J1897メンバーは一般販売よりも早く購入できたので1階席の前の方の4列目をゲット。ラグビーは迫力も重要なのでサッカーの試合よりも前の方の席にしました(サッカーだと8-10列目くらいが好き)。

試合前にミラノの友人とヴェナリア宮殿に行ったので今日は初めて車でユベントススタジアム訪問。トラム乗り場の西側にあるP9駐車場(15ユーロ)に車を停めてK入口へ。

・・・遠い。駐車場から15分くらいかかった。駐車場代を考えたらヴェナリアからタクシーで来ればよかったかな・・。

今日は車で来たので一眼ミラーレス持参。もし荷物チェックで持ち込み禁止と言われても車に戻れるから。なんて思ってたけど、こんな遠くてしかも入場待ちの行列は長くてで、入口まで行ってアウトだったら車まで戻ってられない・・と心配だったけど幸いカメラ持ち込みOKでした。

ちなみに水もOK。

スタジアムに入って席に着くともう選手がアップを始めてました。見慣れたユベントススタジアムにラグビーのゴールが設定されているのはとても不思議。ちなみに今日はユベントスはアウェイでミラン戦(結果は0-0ドロー)。

ボーデン・バレット!

オールブラックスが強いというのはもちろん知ってるけど、選手はほとんど知らない。前回のW杯でみた選手を少し知ってる程度。事前に予習してくるのも忘れてしまった。

ということで目の前にオールブラックスがいるけど、全然知ってる選手がいないなー、と思ってたら発見。ボーデン・バレット!彼は流石に知ってる。バレット三兄弟の一人。

アップが終わって、選手入場から国歌斉唱。イタリア代表の国歌斉唱を国内で聴くのは初めて。イタリア人で埋まったスタジアムで聞く国歌Inno di Mameliはど迫力でした。

イタリア人って間奏部分も歌っちゃうのね。ポロロン、ポロロン、ポロロロロロロン!みたいな感じで笑

最後のSi!の全力感もすごいです。ビデオを撮りましたのでどうぞ。

https://channelfootball.love/wp-content/uploads/2024/11/241123r2.mov
イタリア国歌 Inno di Mameli

そして、国歌斉唱のあとはお待ちかねのハカ!ミラノの友人もハカが楽しみと言ってました。分かる。

https://channelfootball.love/wp-content/uploads/2024/11/241123r3.mov
カマテ!

ハカを仕切るのはペレナラ。彼も有名なので知ってます。髪型が変わってたので練習中は気づかなかったけど。

後で知ったのだけどペレナラ(とサム・ケイン)は今日が代表最後の試合だったそうです。ということでペレナラが仕切るハカはこれが最後。

そしてこれまた後で知ったのだけど冒頭にペレナラが叫んだ言葉にToitū Te Tiriti o Waitangiというフレーズがあり(上のビデオの13秒あたり)、これはマオリの言葉でワイタンギ条約を永遠にという意味なのだそう。

ワイタンギ条約とはイギリスがニュージーランドに入植した際にマオリの首長たちと結んだ条約で、マオリの権利を確保しているものだが、英語とマオリ語バージョンで異なる意味に解釈できるそうで、そのどちらにも署名がなされているため、今でも議論が絶えないらしい。

これをニュージーランドのとある政治家が条約の見直しをしようとしていて、これに反対する大規模なデモがつい5日前にニュージーランドで起こった。ペレナラのメッセージはこのデモをサポートする意味だったらしい。

解釈が分かれてしまうような条約を整理する動きはマオリにとっても悪いことでは無いように思うけど、その法案はどうやらマオリに不利な法案らしい。当然チームメイト全員の了解は得ているのだろうけど、マオリにルーツを持たない白人の選手もいるので、選手同士の関係にヒビが入らないのか若干心配。

ただ、マオリのようなマイノリティがハカという独自の文化を使って想いを世界に伝えられるのは素晴らしいと思う。ワイタンギ条約なんて全く知らなかった僕も少し調べたし。

ちなみにニュージーランド観光局のウェブサイトでもワイタンギ条約の問題点について客観的な立場から説明されています。自国の問題をしっかりと「問題がある」と発信できているのは素晴らしいと思う。

ともあれ、これは試合の翌日に調べたことで、ハカを見た直後は「おー!カッケー」しかなかったです笑

さて試合開始。

イタリア対ニュージーランド

先制したのはイタリア!ファールからのペナルティキックで先制。その後ニュージーランドもペナルティで追いつくけど、すぐにまたペナルティキックで加点して再びリード。

全般的にもイタリアが押してる。最近のイタリアは結構強いから勝てるかも!

イタリアのスターセンシュは15番のカプオッツォ。2年前にシックスネイションズでウェールズを破った時の立役者。僕が唯一知ってるイタリア代表。甘いマスクで女性からも人気ありそう。

近くに来たカプオッツォ

イタリアリードの中でオールブラックスの選手がイエローカードでシンビン。これはチャンス!と思いきやなんと逆にトライを決められてしまった。

ボーデン・バレットのコンバージョンキック

前半終了間際にもトライを決められてしまい前半は6-17で折り返す。

後半開始。イタリアが押しこむ。かなり良い流れが続いてトライまで後もう少しのところまで迫る。

https://channelfootball.love/wp-content/uploads/2024/11/241123r8.mov
行けえええ!

・・・が、トライならず。良い勝負をしているように見えるのだけど、この辺が決定的な力の差のような気がする。

21がペレナラです

そして良いチャンスを逃したあとには、しっぺ返しをくらうのはサッカーと同じ。オールブラックスのいいパス回しが続きトライを決められてしまった。

これで実質的には試合終了。あとはせめてイタリアのトライを1つでも見たい。残り時間5分を切って帰り始めるお客さんもちらほらで始めた頃ついにイタリアがトライ!

素晴らしい!ラグビーって勝ち負けだけでじゃなくて一つのトライにもしっかり価値があるのが良いな。

でもその後にあっさりトライを許して結局11-29で負けました。

試合後選手のスタジアム一周を待つ。どうせ駐車場は大混雑だろうし、急いでいるわけでも無いからゆっくりしようと。

https://channelfootball.love/wp-content/uploads/2024/11/241123r10.mov
カプオッツォも来た

カプオッツォはすぐ近くまで来てファンにスパイクをあげてました。ファンはジャージが欲しかったみたいだけどジャージは約束があるのかあげられないみたい。

スパイクをもらった女の子は狂喜笑

ちなみにボーデン・バレットもスパイクを上げてたっぽい。

ボーデンバレットもスパイク片足をファンにあげたみたい

サム・ケインとペレナラは今日が代表最後なのでピッチ中心で写真をずっと撮ってたけど、結局こっちには来なかった。ちょっと残念。

サム・ケイン(7番)とペレナラ(21番)

スタジアムもかなりガラガラになったところで駐車場に向かう。そろそろ道も空き始めてるだろう。・・・と思ったけど甘かった。23時に試合が終わって、車に乗ったのが23時45分。試合終了後45分経っても道や駐車場はまだ大混雑で駐車場から出るのに25分かかりました。その後の道は少し混んでる程度だったけど家まで30分くらいかかって結局約1時間。

トラムで行くのと全く変わらない。こりゃあユベントスの試合もトラムが便利だわ。(トラムで帰れない人たちは車でくるしか無いけど)

Italy 11 (Tommaso Menoncello try; Paolo Garbisi 2 pen) New Zealand 29 (Will Jordan, Mark Tele’a, Cameron Roigard tries; Beauden Barrett 3 con, 1 pen, try)

Italy: 15 Ange Capuozzo, 14 Jacopo Trulla, 13 Juan Ignacio Brex (c), 12 Tommaso Menoncello, 11 Monty Ioane, 10 Paolo Garbisi, 9 Martin Page-Relo, 8 Ross Vintcent, 7 Manuel Zuliani, 6 Sebastian Negri, 5 Dino Lamb, 4 Federico Ruzza, 3 Marco Riccioni, 2 Gianmarco Lucchesi, 1 Danilo Fischetti
Replacements: 16 Giacomo Nicotera, 17 Mirco Spagnolo 18 Simone Ferrari, 19 Niccolò Cannone, 20 Alessandro Izekor, 21 Alessandro Garbisi, 22 Leonardo Marin 23 Marco Zanon

New Zealand: 15 Will Jordan, 14 Mark Tele’a, 13 Rieko Ioane, 12 Anton Lienert-Brown, 11 Caleb Clarke, 10 Beauden Barrett, 9 Cam Roigard, 8 Ardie Savea, 7 Sam Cane, 6 Wallace Sititi, 5 Patrick Tuipulotu, 4 Scott Barrett (c), 3 Tyrel Lomax, 2 Codie Taylor, 1 Ethan de Groot
Replacements: 16 Asafo Aumua, 17 Ofa Tu’ungafasi, 18 Fletcher Newell, 19 Tupou Vaa’i, 20 Peter Lakai, 21 TJ Perenara, 22 David Havili, 23 Damian McKenzie

チケット:
TRIBUNA EST 1° ANELLO(東スタンド1階席)
SETTORE(ゾーン)116
Ingresso(入口)K
Fila(列)4
Posto(席番号)1
金額 131ユーロ/席

Share this:


Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です