金曜20:45キックオフのコモ戦。先日のラツィオ戦に来場した人限定でなんとわずか10ユーロでチケットが買えるというキャンペーンがあって速購入。

ただし、どこの席でも10ユーロというわけではなく、バックスタンドのアウェイサポーター寄りの席。まあそんなに悪い席ではない。

18:45まで会議があって、すぐに家を出て家とスタジアムの間にあるピッツェリアでピザを食べて向かう。19時入店だと空いているのだけど今日は何故か注文をなかなか取りにこなくてピッツェリアを出たのが20:20。基本的に試合には間に合うのだけどトロのスタジアムは入場に時間がかかるので結構ギリ。

やや早足でスタジアム到着。入場チェックの行列に並んで(ちなみに今日は何故かペットボトルは蓋をとっても持ち込み不可)、ゲートまで来ていざ入場!と思いきやゲートを間違えていて、ゴール裏の入り口に来てしまったらしい。

ATPの設営が多くて入り口を間違ってしまった!なんたること。

慌ててゲートを出てバックスタンドの入り口へ。そこでも行列。いやー僕らもそうなんだけど、みんなもっと早くスタジアムに来なさいよ笑

思ったよりも行列は早く進み、スタンドに入場するとちょうどキックオフの瞬間だった。どうにか間に合った。

本日の席はこちら

いつもの3階席よりもピッチが近くて迫力があるのだけど手前のサイドラインは広告看板で見えないし位置も低いのでやっぱり少し見にくいな。

ちなみに1階席の一番後ろでこれです。バックスタンドの場合これ以上前はやめておいた方がいいと思う。

今更気づいたのだけど、トロの試合は友達同士で来ている中高生が多い。ユベントスだとチケット代が高いので大抵の子供は親に連れられて来ているので、中高生同士で試合を見に来ている子どもたちは少ない。というかほとんど見たことがない。若者だけのグループだと20歳前後が一番若い層じゃないかと思う。

そういう点ではトリノのスタジアムの方が雰囲気は良い。

試合序盤、「ジャンプしないやつは白黒(ユベンティーニ)だ!」のチャントでスタジアムが盛り上がる。両チームを応援している僕は相変わらず居心地が悪い笑

いや、今ユベントス関係ないでしょ笑
目の前の相手に集中しましょうよ。

すると20分過ぎにコモのサポーターが横断幕を掲げて拍手をした。それを見たトロティフォージも拍手で返す。横断幕は
「LA FARFALLA GRANATA CONTINUA A VOLARE NEL CIELO BIANCOBLU」
と書かれています。

直訳すると「グラナータ(えんじ色)の蝶は白青の空を飛び続ける」で、白青はコモのことだと分かるので、まあ何かしらトロとコモの繋がりを意味するメッセージなのだろう。お互い拍手してるし。ということで意味もわからずとりあえず拍手しておく。

後で調べたところグラナータの蝶とは交通事故で亡くなったトロの往年の名選手Gigi Meroniのこと。彼のドキュメンタリー映画のタイトルでもあります。そしてMeroniはコモのユースからコモでプロデビューを飾った選手なのです。Meroniの命日が10月15日なので、この粋なメッセージを出したと。

素晴らしい。

慌ててスタジアムに到着したり、コモティフォージのバナーの意味を考えたりでなかなか試合に集中できないのだけど、とりあえず今日のトロはよろしくない。怪我なのか累積なのかわからないけどイリッチがベンチにもいない。ザパタも長期離脱。今シーズン見た2試合はもっと良い試合をしていたのだけど・・・。

前半は完全にコモペース。チェ・アダムスが抜け出してゴールを決めたけど、明らかなオフサイドで取り消されました。

相手のコモにはNico Pazというアルゼンチンの若手の注目選手がいる。レアル・マドリードユース出身で、トップチームの出場経験もあり(CLでナポリ相手にゴールも決めてる)。最近アルゼンチン代表でもデビューしてメッシのゴールをアシストしたらしい。

今日はトップ下でプレー。注目してみていたのだけど、ココがしっかりマンマークしていてあまり活躍はしなかった。後半ワンステップで強烈なシュートを放ったけど、そこはミリンコビッチサビッチがナイスセーブ。今日はミリンコビッチサビッチはナイスセーブを連発してMVPになってました(それだけ押されていたとも言える)。

Paz(オレンジのスパイク)がリッチを倒したけどPazはシミュレーションだとお怒りの様子でした

後半も一向にピリッとしないトロ。そんなトロを相手にコモも攻めあぐねる。すると75分にヘディングのバックパスをかっさらったNjieという選手がゴール!

チーム全体で大喜びのトリノ。まるでロスタイムに決まったゴールのようだ。全員がゴール裏に集まってNjieを祝福。あとで調べたところNjieはユース出身の若手で今日のゴールがトップチーム初ゴール(もしかしたらセリエA初出場だったかも)。期待の若手がゴールしたということでチーム全体が祝福したようです。

https://channelfootball.love/wp-content/uploads/2024/10/241025s4.mov
Njieのゴール!

優勢に試合を進めていたのに1点を追いかけることになったコモ。80分過ぎに元トリノのキャプテンであるベロッティを投入。スタジアム全体大ブーイング。前もフィオレンティーナ戦か何かの投稿で書いたと思うけど、最初にローマの選手としてここに戻って来た時は拍手で迎えられた気がするのだけど・・。

トリノに引っ越して来た時のトロのキャプテンだったこともあり僕はベロッティが好きなのでちょっと悲しい。2点差ついていたらベロッティにゴールを決めてほしいくらいだ。

試合は結局そのまま1-0でトロ勝利!試合内容は良くなかったけどめちゃくちゃ気分いい。良かった良かった。

なお、素敵な横断幕を掲げたコモのティフォージですが、個人的にはセリエAの中で一番好感の持てるティフォージでした。あの横断幕だけでなく、相手を野次ったりブーイングしたりするよりもとにかく自分のチームを応援することに力を入れてる。

失点後もすぐに大声で応援を始めたし、敗戦後も次の試合に向けてチームを鼓舞していた。相手に惑わされず自分のチームだけを支えようとする姿勢が良かった。

試合後もチームを支えるコモのティフォージ

一度コモのスタジアムに行きたいのだけどもう日程的に難しそうなんだよな・・・。

TORINO-COMO 1-0
 
Reti: st 30’ Njie
 
Ammoniti: pt 3’ Strefezza, pt 32’ Masina, pt 32’ Linetty, pt 37’ Goldaniga, st 19’ Vojvoda, st 28’ Paz
 
TORINO (3-5-2): Milinkovic Savic;
Walukiewicz (st 1’ Vojvoda), Maripan, Coco;
Lazaro, Vlasic (st 27’ Tameze), Linetty (st 20’ Gineitis), Ricci, Masina (st 48’ Dembele);
Adams, Sanabria (st 20’ Njie).
A disposizione: Paleari, Donnarumma, Karamoh, Pedersen, Ciammaglichella, Bianay Balcot, Gabellini.
Allenatore: Vanoli.
 
COMO (4-2-3-1): Audero;
Kempf, Goldaniga, Dossena, Moreno;
Sergi Roberto (pt 37’ Braunoder), Perrone (st 38’ Belotto);
Strefezza (st 29’ Da Cunha), Paz (st 38’ Mazzitelli), Fadera (St 38’ Ali Jasim), Cutrone.
A disposizione: Reina, Sala, Iovine, Baselli, Gabrielloni, Jack, Cerri, Verdi, Barba.
Allenatore: Fabregas.

チケット:
DISTINTI LATERALE SUD(東スタンド1階席)
SETTORE(ゾーン)125
Ingresso(入口)Est
Fila(列)11
Posto(席番号)2
金額 10ユーロ/席

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