今年のセリエAぶっちぎりの首位かつ、チャンピオンズリーグでもしっかり勝ち続けているナポリがトリノにやってくるということで結構前から楽しみにしていました。火曜日にチケットが一般販売になったので、昼休みにチェックするといつものお気に入りのバックスタンドが既にまさかの売り切れ。

メインスタンドはちょっと高いし、まあゴール裏で良いかってことで家に帰って分かったのはゴール裏はフィデリティカード(ファンクラブ会員みたいなもの)保持者でないと買えない。
仕方ないからフィデリティカードを買うか・・と思いきやなんと3月1日以前発行分のみ有効とのこと。
おいおい・・・と戸惑っている間にメインスタンドも売り切れてる。
まさかの・・観に行けない?まじかあ・・・あんなに楽しみにしてたのに。
いやー諦めがつかない。まず会社のトロファン(わずかに2人)にフィデリティカードを持っていないか聞く。残念ながら持ってない。そうだ!最近始めたフットサルのチームリーダーのジュリオがトロファンだ。早速聞いてみる。するとジュリオはカードを持ってないが友人のパスクワリーノは持ってるとのこと。
もう全くもって赤の他人だがなりふり構わずそのパスクワリーノにWhatsAppで連絡を取る。
すると「フィデリティカードを持ってるけど、どうやって他の人のチケットを買うのか分からないから、何かわかったら連絡する」とのこと。トーンは低め。そりゃあ見ず知らずの人からチケット買ってくれと言われればちょっと怪しむのも無理ない。
しかもパスクワリーノが言うようにウェブサイトに行ってもフィデリティカード保有者がカードを持っていない人の分をどうやって買うのか全く説明がない。
うーむ。こりゃあ諦めるしかないか・・・。
ほぼ諦めかけた木曜日(試合3日前)にチケット販売サイトを見ると、カード保有者友人枠の購入が選べるようになってる!
再度パスクワリーノに連絡。番号さえ教えてもらえれば自分で買えるんだけど、教えてくれない?とお願いすると快く(多分)教えてくれて無事チケットゲット!パスクワリーノにお礼を言うと、彼も喜んでくれました。

おお!これで最近めっきり推しになったトロがあの絶好調チームのナポリに挑む試合が見れる!いやーここまでの過程も含めて超嬉しい。(ちなみにその後前日と当日にスタジアムでチケット販売をしたようです。その際にフィデリティカードが条件になっていたかは不明。カード無しでも最終的には買えたのかも。)

試合当日。キックオフ30分前にスタジアム到着。かなり混雑して入場に時間がかかる。
ここで今後の自分にメモ。トロの試合、とりわけ人気の試合はチケットをプリントアウトしたほうが良い。入場ゲートでバーコードをかざす時にスマホデータに対応しているゲートが限られているのでそこで待つことになってしまうので。
かつ座席がめちゃくちゃ汚いので、プリントアウトしたチケットを座席に敷いてお尻が汚れるのを防ぐこともできます笑

アウェイ側のスタンドに押し寄せるナポリサポーター

トリノはFIATの全盛期に南イタリアから労働者を集めたために、親の世代は南イタリア出身という人がたくさんいます。僕の同僚もそうだし、床屋のマルチェロもそう。ということで、ナポリから来たサポーターだけでなく、トリノ在住のナポリファンもたくさん駆けつけたようだ。
アウェイ側のスタンドだけでなく、バックスタンド、メインスタンドにも水色のシャツを来た人が多数。感触としては4割強の観客がナポリを応援してたんじゃないか。

僕らも何度かナポリサポーターから「キムはイイ選手だね!」と声をかけられた。その都度「いや日本人なんだよねー」って返したけど、仮に僕らが韓国人だとしてもですね、僕はトロのパーカー着て、トロのスカーフを巻いてるわけですよ。キムの応援なんんかしないわけです!
(いやでも仮にキムが日本人だったらどうか・・・。うむ、多少応援するな。でもってイタリア人に声をかけられたら嬉しく思うだろうな)

発煙筒が炊かれるが、セキュリティの人たちは対応せず苦笑
https://channelfootball.love/wp-content/uploads/2023/03/231019s3.mov
ナポリサポーター気合が入ってます

今日の席はクルバプリマヴェーラ(アウェイチーム側のゴール裏)。ちょうどゴールの真裏の3階席。正直めちゃくちゃ見易い。空いてるし。難点はCorso Galileo Ferraris側(僕らの家がある方向)からはアウェイサポーターしかスタジアムに向かえないので、我々はスタジアムをぐるっと遠回りしなければならないってこと。
それを除けば一番安い席だし、今後もここでいいかなー。
話題のオシメンやクバラツケリアもしっかり確認できます。今欧州で一番強力なFWコンビだろうから正直ちょっと楽しみ。

キックオフ!

今日はトロはヴラシッチが復帰!U-21代表に選ばれたリッチーも先発!フル代表に入ったボンジョルノはなぜかベンチ。こないだ一緒に写真を撮ってくれて一発で惚れたイリッチもベンチ。まあでも最近好調な上にヴラシッチが加わったのでかなり期待が持てる。
・・・が、開始早々からナポリに圧倒される。スローインのミスから攻め込まれて奪われたCKからあっさりオシメンがゴール・・・
厳しい。
だが、その後トロが反撃。かなり押し込む。リッチーが惜しいシュートを何度か打つがなかなか決まらない。でもこれは時間の問題では?・・・と思っていたところにリネッティがクバラツケリアを引っ掛けてPK献上・・・

https://channelfootball.love/wp-content/uploads/2023/03/231019s6.mov
クバラツケリアのPK

前半は0-2で折り返す。なんとか後半早めに1点が欲しい。・・・が、またしてもオシメン。ディロレンツィオがクバラツケリアにつないで、クバラツケリアが華麗なヒールでオリベイラに。オリベイラがダイレクトでクロスを上げてオシメンが高い打点でのヘディングでゴール。
流れるようなチームワークに加えて、最後はオシメンの個人能力も見せつける。最近トロも強いと思ってたけど、これは別次元だなあ・・・

https://channelfootball.love/wp-content/uploads/2023/03/231019s7.mov
オシメン凄すぎる

さらにダメ押しの4点目もオシメン。スクールスをフィジカルで吹っ飛ばし、クバラツケリアへ。クバラツケリアからンドンベレに流して勝負あり。
すごく楽しみで、フルにイタリア人コネクションを活用してゲットしたチケットだったけど惨敗に終わりました。
まあナポリの強さを体感できたというのは貴重だったかもしれないけど・・・

試合後柵によじ登るサポーターたち

Reti: pt 9’ Osimhen, pt 35’ Kvaratskhelia, st 6’ Osimhen, st 23’ Ndombele

Ammoniti: pt 20’ Gravillon, st 24’ Ndombele

Torino (3-4-2-1): Milinkovic Savic;
Gravillon (st 9’ Djidji), Schuurs, Rodriguez;
Singo (st 30’ Aina), Ricci, Linetty (st 9’ Ilic), Vojvoda (st 9’ Buongiorno);
Vlasic (st 40’ Seck), Radonjic;
Sanabria.
A disposizione: Fiorenza, Gemello, Bayeye, Pellegri, Adopo, Gineitis, N’Guessan.
Allenatore: Juric.

Napoli (4-3-3): Meret;
Di Lorenzo, Rrahmani (st 27’ Ostigard), Kim, Olivera;
Zambo Anguissa, Lobotka (st 40’ Gaetano), Zielinski (st 20’ Ndombele);
Lozano (st 20’ Elmas), Osimhen (st 27’ Simeone), Kvaratskhelia.
A disposizione: Idasiak, Gollini, Jesus, Mario Rui, Bereszynski, Politano, Zerbin, Zedadka.
Allenatore: Spalletti.

チケット:
Curva Primavera(アウェイ側ゴール裏3階席)
SETTORE(ゾーン)326
Ingressi(入口)Sud
Fila(列)4
Posto(席番号)1
金額 25ユーロ/席


Share this:

Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です