最終節までもつれたJリーグの優勝争い。鹿島が勝てば川崎の結果に関係なく優勝という条件。浦和ファンの僕としては鹿島には優勝してほしくないという思いがありつつも、川崎にはシルバーコレクターを継続してほしいという意地悪な思いもありました。でも、まあどっちかというと川崎に優勝して欲しかったかな。試合は鹿島が磐田に手こずって0−0で進む一方で、川崎は降格が決まっている大宮相手に開始早々に得点してどんどん点を積み上げる展開。こうなるとあとは鹿島が勝つか勝たないかに焦点が絞られる。ロスタイム5分。ここで鹿島が点を入れるといよいよ鹿島の勝負強さが際立ってますます鹿島が勝者のメンタリティとかいうやつを身につけてしまう・・。試合開始の時は強いていうと川崎に勝ってほしいという気持ちだったけど、ここまでくると何としても磐田に持ちこたえてほしい。
・・その結果、0-0で試合終了。鹿島も川崎も選手、サポーター共々号泣。
浦和のACL優勝の時に思ったのは、去年勝ち点を一番多くとったのに、アウェーゴールの差で勝ち点差15もあった鹿島に優勝をかっさらわれた浦和にサッカーの神様がちょっとだけ微笑んでくれたのでは?ということ。逆に鹿島にはサッカーの神様はちょっとそっぽを向いてしまったのかもしれないですね。去年敗者復活的に優勝して、クラブワールドカップ決勝という舞台でレアルマドリードと戦えたんだから今年はいいでしょみたいな。
一方で川崎はこれまたサッカーの神様がさすがに微笑んでくれたんじゃないでしょうか。小林がすごく良い事を言ってた。天皇杯の負けもルヴァンの負けもACLの負けもこの日のためにあったんじゃないかと思うと。悔しいことがいっぱいあったから本当に嬉しいでしょうね。中村憲剛のスピーチも号泣も本当に良かった。苦労や努力は報われるということ。
ということで全般的には川崎おめでとう!という感じで、ちゃちゃを入れるつもりは全くないのですが、一部で言われている審判の忖度についてちょっと考えてみました。前節、対浦和戦だったということもあってテレビ観戦していたのですが、確かに家長にはイエローが出てもおかしくなかったし(もしイエローが出ると最終節は累積で出場停止だった)、試合終了間際にはペナルティエリア内でハンドがあったけど笛はならなかった(ちなみにその前の試合でもハンドが見過ごされたらしい)。もしこの試合で川崎が浦和に勝てなかったら、その時点で鹿島が優勝。鹿島は試合がない日に優勝が決まってしまい、最終節は消化試合となるという展開だったわけで興行的には面白くない。当然Jリーグは川崎に勝って欲しかったでしょう。でも・・そこで実際にアクションにうつるものなんでしょうか。
家長にイエローカードが出なかった、ハンドが見過ごされたということについて考えられるのは
1.単に審判が未熟
2.Jリーグ又は審判が最終節まで盛り上げようとして川崎贔屓に笛を吹いた
3.Jリーグ又は審判が何度も2位になって悔しい思いをしている川崎を優勝させようとした
ということだけど、さすがに3はありえ無いと思う。でも2は可能性としてはありえる。
あり得るけど・・・、実際に指示が出ますかね?
Jリーグのお偉いさんが、審判に「君わかってるよね。最終節まで優勝争いがもつれた方が面白いよね?」みたいな感じで??
あるいは審判が独断で「よし、最終節まで盛り上げてみるか」って??
んー、結論としてはないんじゃないかなと思います。多分1だったのでしょう。というかそうであってほしいというか。
そんなことを指示したり、実行する人がいたとしたなら、今日の鹿島の選手やサポーターの涙をよく見て胸に刻んでほしい。リーグ全体を意図的に盛り上げようとすることで、一定の人たちを悲しませることがあっていいのかと。まあ、それは無いと願うものの、盛り上げるためなら1年の苦労はチャラにしてもいいというようなルール(去年のチャンピオンシップのこと)を考えるような人たちですからね。もしかしたらくらいには思ってしまいます。
でも鹿島さん。去年の浦和レッズの選手やサポーターは、確実に今日のあなたたちよりもやるせない思いだったんですよ・・。まあ今年報われたからもう良いけど。
ともあれ川崎フロンターレ、中村憲剛おめでとう!ちなみに僕は中3から高校2年まで等々力競技場から徒歩15分のところに住んでました。その頃は川崎ヴェルディのホームでしたが。
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